ども。
北海道にもようやく桜前線がやってきて、早く夏が来ないかとそわそわしている担当ちゅんです。
さて、日頃便利に使っているUSBデバイス。USBメモリーは多くのメーカーから様々なデザインのものが販売されています。最近はコンビニにも陳列されているなど、本当に身近なものになりました。
実はこのUSBメモリー、1つ1つに個別の番号(シリアルナンバー)がついていることをご存知でしょうか?全く同じメーカーの同じ型番のメモリーでも、内部に持っている番号が異なるので、別なUSBメモリーとして判別が可能です。
PCの世界では、全く同じ機器でも、内部的には違うものとして扱うことが多いような気がしています。例えば、ハードディスクなどもこれにあたります。RAIDで複数台の同じ型番のハードディスクを搭載していても、ハードディスクそれぞれに個別のシリアルナンバーがつけられているため、故障したときなどは「3番のハードディスクが故障しました」といった具合に、判別ができるのです。
同じ型番でも異なる番号を持っているというのは、むしろ当たり前の話で、もし同型番の機器を判別できなくなったとしたら、様々な部分に問題が発生するような気がします。
しかし、そんな常識が通用しない機器が現れました。最近多く見かける「USBメモリーカードリーダーライター」がそれに当たります。リーダー本体に貼られているシールでは個別のシリアルナンバーを確認できるのですが、内部的には全く情報を持っていません。PCに接続後は同じメーカーの同じ型番であれば、個体を判別する術が無いようなのです。
「そんなまさか」と、思い切って大手事務用品メーカーのE社に電話にて確認してみたところ「USBメモリーとは違い、カードリーダーにはそうした情報を付していません」とのこと。驚きました!
メーカーいわく、「リーダーはあくまでドライブ機器なので、個体を識別する番号などは必要ない」という認識なのだそうです。う~ん、この認識は現場の実態とはずいぶんかけ離れているような…。このご時世、カードリーダーであったとしても個体を識別できなければ、色々と不具合が起こると思うのは私だけでしょうか。これを見ているメーカーの方、ご対応のほどよろしくお願いします!
仮にこれと同じものが10個あっても、個体の判別できず。これってどうなのさ!
(投稿者:ちゅん)