捨てるには惜しい・・・勿体ない。いつもそう思う貧乏性の私です。
環境3R(Reduce:ゴミ削減、Reuse:再利用、Recycle:再資源化)が叫ばれて久しい。ノーベル平和賞を受賞したケニア人のワンガリ・マータイ女史は、この3Rに、更にRespect(尊敬の念)を加えた日本語の「勿体ない」を、環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しています。そのとおりだと思います!!
アフター5に知り合いからパソコンの修理を頼まれます。修理の経験値?を上げたいので、都合の付く限り引き受けることにしています。勿論、素人修理なので無償で引き受けますが、交換した部品などの実費は頂くことになります。さてこのPC修理ですが、最近は、窓XP後期~7初期ぐらいのノートPCが多くなってきました。この残念なPC達の症状は、大きく分けて2パターンです。
一つは、システム(OS)が?な物です。これは、出来る限りデータを吸い出してから、OS再インストール(環境をメーカー出荷時に戻すとか)でだいたい治ります。まあ、手間なだけでさほど難しい作業ではありません。
もう一つの症状は、物理(機械・電気)的な破損です。液晶パネルが割れたとかキートップが欠損したとかや、HDDや光学ドライブ不良などです。これは、部品の交換しか手法はありません。HDDや光学ドライブ類は、規格があるので汎用性が高く何処からでも入手できますが、液晶パネルやキーボードなんかが大変です。液晶パネルもCCFLの交換で済めば安価なのですが、割れたものは交換しかないです。キーボードもキートップ1個だけでは売ってくれません。ちょうど良く部品ストックがあれば良いのですが・・・。更に、マザーボードや筺体(ケース)はオリジナルなので、正常品を探さなければなりません。
あるメーカーは「修理料金の目安」をサイトに掲示しています。
- マザーボード・・・41,000円
- 液晶(LCD)パネル・・・52,000円
- キーボード・・・22,000円
- タッチパッド・・・20,000円
- パームレスト・・・22,000円
- DVD-R/RW・・・52,000円
この価格に別途送料も加わります。見積もりを取ってキャンセルした場合は、見積診断料(5,250円)となっています。この料金が現実です。個人的コメントは差し控えたいと思います。
どうしても修理となると、ヤフ○クなどで中古部品も探しますが、安いものを探すとなると長期戦となってしまいます。新しい窓7ノートPCでも、ネットで4万円程度で買えちゃう時代です。世代の古いPCに、多額な修理代を掛けるのも・・・。勿体ない話ですが、PCは既に消耗品となってしまったのでしょうか?
涙が出るほど、勿体ないとは思うのですが・・・
(投稿者:92)