1本を2本に

新年度が目前となり、急にあわただしくなってきました。パソコンの移動に合わせて、LAN配線の延長などの作業も出始めました。今回一番の難題は、とある銀の施設でのケーブル敷設となりました。

さて、今回の人事異動により正職員が配置される部屋は、職員事務室から見て中庭を挟んだ対角の場所なんです。そこまで廊下なりの距離は、約90mです。なんとかHUB無し、一本で曳けるようです。実は、この部屋には業務(情報)系ではなく、FREESPOTから強引に伸ばしたインターネットが見られる回線が既にあります。これは、職員事務室から自販機コーナーにあるFREESPOTまで約110m!+この部屋まで約20mのケーブルを伸ばしてやっと、引き込んだものです。この配線工事は、FREESPOT設置時に、防火壁の関係からプロにお願いしたものです。結構、難工事でした。

ここで、この既設のLANケーブルを使えないかと考えました。それは勿論、現在のネットワークも残したままでです。以前、ある小学校用に作ったスペシャル部品を思い出しました。ここからマニアックな内容へ・・・。ネットワークに使うLANケーブルって、8芯の銅線のうち2本づつを撚って4対として外皮チューブが被せられています。しかし、10BASE-Tや100BASE-TXなどでは、この8芯の銅線のうち4芯(2対)しか実際には使っていないのです。そう言えば、おまけで付いてくる安っぽいLANケーブルって、4芯ですよね。・・・気づきました?つまり、1本LANケーブルをあたかも2本のLANケーブルとして使う事が出来るんです!ただし、100BASEでの構築だから可能だという話ですのでご注意くださいね。自作したパーツはこれを2個です。今更、LANケーブルをもう一本曳けない、今回のような場面で使えます。

ここまで書いておきながら、今後1000BASEでのネットワーク構築の構想もあるので、4芯ではダメ!結局、距離が短い方の90mをプロにお願いすることになりました。めでたし、めでたし!?

秘密兵器?
1本のLANケーブルを2本化するスペシャル部品?

(投稿者:92)


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