ども。
今日はやや大きな地震が2度ほど発生し、どきどきしている担当ちゅんです。
先日、町内の某学校から相談を受けました。
内容は「DVDに録画したテレビ番組を教材にしたいのだが、再生できずに困っている」とのこと。
まず上司92氏が疑ったこと、それは「ファイナライズをしていないのではないか」ということ。
ファイナライズとは簡単に言えば書き込み可能なDVDを読み込み専用のDVDに変換する作業のこと。DVDはおよそ4GBの記憶容量がありますが、仮に2GBのデータを書き込むと残り2GBは空きスペース(未記録領域)となります。この空きスペースがあるままだと、再生専用のDVDプレーヤーではうまくデータを読み込むことができず再生に失敗してしまいます。ファイナライズをすることで、記録したデータの範囲や記録状態に関する情報を完結させ、さらに空きスペースに対して何らかの情報を記録することで未記録領域をなくすことができます。これでようやく、再生専用のDVDプレーヤーでも再生が可能となるのです。
一方、私が疑ったのは「VRモードで録画したのではないか」ということ。
VRモードとは、主にコピーワンスなどの制御情報が付加されて放送されているテレビ番組(地デジ・BS/CS)などを録画する際に利用される保存形式で、一般的には「デジタル放送録画対応」などと書かれて売られているCPRM(著作権保護)対応のDVDメディアが用いられます。このフォーマットで録画されたDVDを再生するには、当然のことながらVRモードに対応したプレーヤーが必要です。最近の製品であればほとんどがこのフォーマットにも対応しているようですが、一昔前の機種などでは対応していないものもあります。
基本的に、家庭用のDVDレコーダーで録画した番組が他の機械で見られないトラブルでは、まず上記2点のどちらかを疑います。録画の対象がアナログやビデオのダビングの場合は前者、デジタルテレビ放送の場合は後者の可能性が高いです。
結果、今回はVRモードでビンゴでした。録画自体には成功していても、それを再生する機能を有したプレーヤーがないために見られなかった、ということです。
著作権保護関係の仕組みを調べると、本当に奥が深くて難しいです。冷静に考えて、こんな難しいものがよくこれだけ普及したなぁ~と思います。
調べれば調べるほどDVDへの保存は難しいです
(投稿者:ちゅん)