用紙のA判化

普段何気に作成する書類は、A4判が多い。今更説明もどうかと思うが、A判はJIS(日本工業規格)で定める紙寸法のひとつです。サイズは仕上がり寸法でA列0番が841×1189mmで、この長辺で半分切ったものをA列1番として、順次10番のサイズを定めている。役所などで良く使うA4判は、210×297mmとなっています。

私が、入社した時はB判が主流でした。では、何時からA判化されたのでしょうか?話は、平成4年まで遡ります。時の臨時行政改革推進審議会は、6月19日「国際化対応・国民生活重視の行政改革に関する第三次答申」を出しており、その中で、国の行政文書のA判化について触れています。それを受け、各省庁事務連絡会議で申し合わせが行われ、大臣官房総務課長から「行政文書の用紙規格のA判化に係る実施方針について」という通知文書が平成5年1月8日に出されました。これにより、平成5年度から国の文書のA判化が順次始まったのです。この流れから地方自治体の文書も、A判化に移行しています。

あれから10数年・・・今時B判なんて使っていませんよね?これが意外にしぶとく残っていたりしています。今では「何故これがB判なのか?」その担当者ですら答えられない所も多々見受けられます。

さてさて用紙の種類が多いと、コピー機やプリンター等のホッパーがその数だけ必要だとする意見が出てきたりします。主張は、A3・A4・B5・B4・A4(裏紙再利用)の5種類のホッパーが必要だと言うもの。そりゃあ、あれ
ば便利ですがねえ。しかし、オプションの増設ホッパーも決して安くはありません。ほとんどの場合ホッパー増設案は却下されます。このような無駄な論議?をしないためにも、B判とお別れして欲しいと思う、今日この頃でした。

ところで、A判用紙の縦横比を知っていますか?それは、1:√2(ルート2) 知ってました?ちなみにB判も同じだったりします。

豪華な6段ホッパー?
無駄にホッパーが増えるのでB判は止めてほしい。

(投稿者:92)

 


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