情報政策室には、ICT関連の業者さんが大勢お見えになります。営業の方々から様々な情報を得るために、時として長話になることもあります。最新の技術動向はネットの方が早いのですが、道内市町村での情報施策やネットワーク環境などの情報は、足で稼いでいる営業の方には、かないません。何時も、貴重な情報を頂いております。
さて先日、札幌のH○CのKさんが来ました。年末のご挨拶?もあったのでしょうが、興味深い情報を頂きました。それは、データを預かるDC(データセンター)での保存方法です。今まででのデータ保存方法と言えば、同じサーバー室内に設置した外部ストレージやDATなど、自前の保存媒体へのセーブが一般的でした。しかし3.11以来、サーバー室とは距離的に離れた他施設に用意したストレージにセーブして、万一の災害に備える手法が注目されています。そこで、H○Cの始めたDCサービスがすごいんです。それは、最低でも3ヶ所以上のDCにデータ(ファイル単位)を分散して保存する方法です。万一、1つのDCが壊滅的な被害を受けても、他のDCからのデータで完全復元が可能です。さらに、何者かがDCに侵入しデータを盗もうとしても、分散数~1以上のDCデータが揃わなければ、復元出来ない仕組みなのです。十分にセキュリティも考慮されていることになります。まあ、要するにRAID-5環境をDCで構築した感じでしょうか?当然今時なので、そのDCへは、高価な専用線では無く、既存のインターネット回線でOKとされています。問題のコストですが、イニシャルが数万円でランニングは最小単位の5GBで月額1万円弱だそうです。如何でしょうか?
データは、その「重要度」から「保存」や「セキュリティ」へどの位の維持コストを掛けるべきなのか?どこのSEにとっても難題ですね。
ところで「クラウド」上のデータは、どうなっているのかな?
(投稿者:92)