20GBのトラブルが頻発

ども。
着る毛布を購入し、暖かい睡眠をゲットした担当ちゅんです。

先日から、似たようなトラブルが頻発していて困っています。
このたび導入した「空」により、職員が使用しているPCの健康状態を細かく把握できるようになり、早速、次々と緊急事態を知らせるアラートが発生しています。

ハードディスク C:の空き容量が不足しています。0%

はいっ?!ゼロですか?これは大変な事態です。しかも、1台だけじゃなく、複数台…。思わず頭を抱えてしまいました。
Windowsには「仮想メモリ」という仕組みがあり、物理メモリが不足すると、ハードディスク上にメモリ領域(スワップ)を確保することで動作させますが、空き容量が不足するとこの領域を確保できないので、極端に動作が遅くなったり、プログラムの実行に失敗したりする可能性があるのです。ちなみに、スワップファイルのサイズは物理メモリの1.5倍程度取ることが推奨値で、メモリを768MB搭載している場合、ハードディスクに1,152MB(およそ1GB)程度の空き容量が必要となります。

さらに、こうした端末に共通しているのは、Cドライブの容量が20GBだということ。う~ん、今の時代に20GBというのは確かに少ないかも…。ですが、一般家庭用のPCとは違い、作成したファイルは全てファイルサーバーで保存しているので、本体の空き容量は極端に減ることがないハズ。どうしたものでしょうか。

職員から事情を聞き取りましたが、一様に「特別大きなファイルは保存していません。そもそも、そんな大きなファイルは、最初から入りません」はい、おっしゃるとおりです。
ここからは推測ですが、Windowsのセキュリティアップデートやウィルス定義ファイルの更新、受信したメールなど、普通に使っていても外部から追加されるアプリケーション・ファイルというのは予想以上にあるものです。さらに、プログラムの要求するスペックが高くなってきて、相対的にメモリも不足→スワップファイルの増加というのも、ハードディスク容量を圧迫している原因ではないかと思われます。

要するに、20GBではPCを正常に使用することができない、ということのようです。

アラートが発生した端末は順次回収させていただき、状況を見ながら対処中です。注意が必要なのはCドライブの空きは0%でも、Dドライブが使われずに残っているパターン。個人的には、パーティションを分けるのは嫌いですが、メーカー出荷時に標準でパーティションが切られている場合もあります。その場合、Cドライブは「起動用」、Dドライブは「データ用」に分けて使うのが正しいのですが、Windows標準の状態ではファイル置き場の「My Documents」もプログラム置き場の「Program Files」も全てCドライブに設定されています。結果として、起動用のCドライブの容量が無くなるという状況が多いようです。

あなたのPCにも、使われていないドライブがありませんか?それを有効活用すれば、PCの動きも格段によくなりますよ!

HDD交換中
ハードディスクを交換するのも一苦労です

(投稿者:ちゅん)


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