年代物のデスクトップPCが入院してきました。症状は、使っていると固まる。そう、フリーズするってやつです。
症状を確認する前に一仕事です。ホコリが沢山付いていたようで、車庫のエアーコンプレッサで「シューッ!」と綺麗に掃除されました。さて、担当者が電源をON!正常に起動するじゃん??ホコリもなくなって大変に静かなPCは、いたって正常っぽい?担当者がつぶやく「このCPUファンって、熱くなったら自動で回るんですよね?」そうです、一番発熱するCPU(PCの頭脳、エンジン)は、冷やすために金属のフィンと電動のファンが付けられています。最近のPCは、省エネと静音に考慮されていて、一定の温度になると静かにファンが回り始め、高負荷(温度)になると、轟音・全開でCPUを冷やす設計になっています。このPCもそうなのかなと言うつぶやきでした。
BIOS画面で、CPU温度とファンの設定を確認します。「ただ今CPU温度80℃」ってどうなの?熱すぎじゃん。何気にCPUファンを指で回してみました。原因発見です!ファンが重たい。指で簡単に回りません。明らかにファンの故障です。早速、部品取り用のジャンクPCからFAN探しです。ネジ止めじゃなくて、プラの筐体にロック用の腕が付いている専用型です。代用できそうなファンがありません。決断早く、インテル純正のファンに交換することに決定です。大きさからも明らかに、純正の方が良く冷えそうです。
ここからが私の出番です。PCからマザーボード(母板)を取り出します。そして、ボード裏のフィン固定用のブラケットを交換をします。勿論、インテル純正ファン用のブラケットもジャンクPCからの流用です。元通りにマザーボードを組直して、大きなファンを「パタン・パタン」とロックして終了です。ファンは静かに回り、温度も40℃前後で落ち着いています。もうこれで熱暴走はしないでしょう。
ちなみにこのPCは年代物なので、CPUファンも電源ONで全開に回り、電源OFFで止まるというシンプルな設計でした。
大きなインテル純正ファンに交換。熱暴走も無くなり無事退院しました。
(投稿者:92)