熊石でも地デジが映らない!

ども。
朝晩はだいぶ涼しくなり、秋の訪れを感じますね。担当ちゅんです。

先日、熊石総合支所にて、熊石地域の地上デジタルテレビ放送の映りが悪い件について、北海道地上デジタル放送推進協議会の担当であるNHKさんとともに打ち合わせを行いました。
具体的には熊石根崎町と熊石雲石町、さらには熊石鳴神町の高台にあるお宅、及び熊石平町の一部で、時間帯によっては電波が受信しづらい状況にあるようです。これは、八雲地域と同様に「フェージング」と呼ばれる現象により発生しているものであることが、NHKさんなど関係機関の調査により判明しました。

熊石地域の地デジは『江差サテライト』と呼ばれる中継局からの電波を受信しています。熊石との見通し上には障害物はほとんど存在しておらず、あるのはただ海のみ。ですが、この海がくせものでして、潮の干満や波の状況により電波が反射して不安定になることがあるのだそうです。
※ちなみに、よく「奥尻の電波を受信できる」という話を耳にしますが、これは間違いだそうで、奥尻には旧大成の中継局から電波を発射しているのだそうです。

そして、とっても不思議なのが、電波の状況が悪い地区が全て「高台」だということ。普通、電波を受けるのには見通しの効く高台の方が有利なはずです。しかし、今回の難視はNHKさんのデータによると、ちょうど海抜40mから50mの付近で影響を強く受けるとのこと。逆にそれ以下の低さでは電波は安定するのだそうで、ちょっと素人には分からない世界でした。
ちなみに根崎団地の海抜は35m前後。建物の屋根にアンテナがあるとすると、ちょうど悪い高さにあたります。どうやら難視の原因はこれに間違いなさそうです。

町では今後、住民の皆さんとの説明会の場を設置し、関係機関とも協議しながら本件に対する対策を検討していきます。熊石地域にお住まいの方にはもうしばらくご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

打ち合わせ中の風景
映りが悪いのは全てデータで裏付けられていました。

(投稿者:ちゅん)


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