屋上で鉄管を切る

昨日今日と熊石地区で無線LANの修理でした。かなりお疲れモードです。この無線LANは、一般家庭の室内で使うモノと違い、俗に言う「ビル間通信」で最大2km程度離れた施設間を繋ぐ、外回りのネットワークです。このネットワークは、設置後8年も経過しており時々不通になるなど、かなりくたびれた状態で、お叱りを頂いていました。そこで、取りあえず通信経路を変更するなどの、改修する事になりました。作業は、1日のはずだったのですが・・・。実は昨日の作業で、予定していた通信が確保できず、最終的に元に戻すという情けない結果となっていました。大体、不具合の目星は付いたので、本日リベンジとなりました。

今回の設計はこうです。まず既設の総合支所屋上から母子健康センター屋上まで、メインとなる無線幹線があります。この通信を母子健康センターを中継局として、給食センター・海洋深層水の2施設へ飛ばします。(最終的には消防署を加えて3施設へ供給します。)

しかし、母子健康センターから見ると給食センター・海洋深層水は180度も方向が違うので、アンテナを無指向性のコーリニア型に変更しなければなりませんでした。そこで、既設八木アンテナの同軸ケーブルを再利用とケチった為、思わぬ大工事に・・・。話は多少前後しますが、それは、ポール最頂部にアンテナを付けると、同軸が短く届かない!同軸の余長を無線機側から何とか引っ張り出して上へ上へ。残念!これでも約1mは足りない。結果、ポールを短くカットする事に・・・。ポールに付いているTVアンテナ等全てを外して、屋上へ引き抜きます。屋上で、サンダーを使い太さインチ半のポール下部を「ジャーーッ!」と火花を散らしながら切断。一体、私たちは何屋さんなのでしょうか?

そんな苦労の甲斐もありアンテナ工事は無事終了し、予定通りの通信が確保出来ました。リベンジ成功です。現在7台の無線機で構築しているネットワークは、最終的に無線機5台とシンプルに再構築されます。それでも以前よりは安定した通信が可能となる予定です。あとは、業者発注した消防署のアンテナ改修工事が終わり次第、総合支所と福祉センターの改修を予定しています。これで、当分の間は何とかなるでしょう!?

母子健康センター無線LAN中継局アンテナ群
ついでに、アナログTV用VHFアンテナも撤去しました。

(投稿者:92)


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