ども。
いろんな部署の仕事に口を挟みすぎて、手が回らなくなってきたお人好しな担当ちゅんです。
以前ブログでお知らせしました八雲小学校全校朝会での講演ですが、先週金曜日に無事行ってきました。
まず、職員室で若干打ち合わせを。なるほど、私の持ち時間は10分ですね。聞けば、八雲小学校では年に数回「地域の人の話を聞く時間」というものを全校朝会で行っており、私は今年度栄えある1人目の「地域の人」に選ばれたようです。話題として提示されたのは「インターネットの正しい使い方」ということで、町の情報政策担当である私に話が来たというわけです。
さて、困りました。小学生といえば7歳から12歳まで6年の開きがあります。話題がちょっと難しめなだけに、どの年齢層をターゲットにすればよいのやら。非常に悩みましたが、結局は低学年の興味を引くような話題を適度に盛り込みながら、中・高学年向けのお話をしようと決めて、会場である体育館に入りました。
最初に驚いたのが児童の人数。熊石出身の私からすれば、そこに広がっていた光景は「都会っ!!」。さすが合計6学年22クラス、児童616人のマンモス校です。本文末に写真もありますが、どうですか。そして圧巻は校歌斉唱。自分の母校でもないのに、なんとなくジーンときました。完全におやじ化してますね。
ドキドキしながら紹介されるのを待っていると、担当の先生が今日の講演についての説明を始めました。すると…
「みなさんの中で携帯電話を持っている人はどのくらいいますか?」
それは私が話をする際、一番最初に聞こうと思っていた質問じゃないですかっ!勘弁してください…。完全に頭が真っ白になりながらも壇上へ。一応、お約束で聞いてみました。
「みなさんの中で携帯ゲーム機を持っている人はいますか?手を上げてください」
はい、ほぼ全員の手があがりました。これには体育館にいた先生達も面食らっていたようです。そこからはなるべくゆっくり、そして簡単な言葉で。予定時間を若干オーバーしながらも、伝えたかったことは伝えられたような気がしています。
強調したのは「インターネットを利用することは悪いことじゃないんだよ」ということ。正しい知識のもとで便利に、楽しく使おうということを伝えてきました。私が子どもの頃のテレビゲームと一緒で、子どもが楽しんでいるものを大人が一方的に「やめなさい」というのは逆効果で、むしろ「時間を決めて遊ぼうね」と言ったほうが効果的なのと一緒です。子どもが安心・安全にインターネットを使うために大切なのは、周りの大人がしっかり理解を深めて見守ることだと私は考えています。
壇上の私が豆粒のような大きさの八雲小学校体育館。
(投稿者:ちゅん)