林檎が無料で雲を!?

病気療養中とされていた林檎(アップルコンピュータ)のCEOであるスティーブ・ジョブズ氏が、約3カ月ぶりに公の場に姿を見せた。6日、米・桑港で開催された世界開発者会議で「我々はデジタル生活の拠点を雲(クラウド)の上に移行する」と元気に演説したらしい。

それは、林檎が今秋から無料のクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」を一般ユーザー向けに開始するという話である!パソコンの進化としては、スタンドアローンのPCがクラサバになり、更にASP、SaaS、クラウドと成っていくロードマップは良く目にしていました。でも遂に、コンシューマーレベルでクラウドが現実化するらしい。もっとも、林檎は既に有料のクラウドサービスを提供していますが、営業的に伸び悩んでいるらしい。南米密林.COMやGoo・・・などには無料のクラウドサービスで先行されており、これに対抗するのが狙いだと、冷ややかに分析している筋もいますが・・・。

iCloud上に、5GBの記憶容量を無料で提供し、同社のiPhoneやiPadで音楽や電子書籍を購入したり、撮影した写真などをクラウドサーバに預けたりすれば、ほかの端末に自動的に送られ、共有出来る仕組みらしい。複数の端末で音楽や写真を同じように楽しめる。更に太っ腹なのは、iPhoneやiPadに限らずMac、Windows等のPC内のコンテンツでもクラウド上に保存し、共有や同期がこのサービスでは、誰でも簡単にできるようになる。専門的な知識も不要!クラウドサービスを利用していることさえ意識させないとしている。新しいデジタルハブとの位置づけらしい!オーッ!これは、期待大ですね!!

林檎はiCloudの開始を視野に、専用のデータセンターを5億ドル以上かけて完成させたと言う。ジョブズ氏は「しっかり準備してきた。クラウドサービスの肝であるデータセンターも万全だ」とコメントしている。それにしても、この業界のスピードには驚くばかりです。こんな話も来年の今頃には、当たり前になっているのでしょうか?にわかSEとしても、せめて駆け足ぐらいで物事を進めたいのですが・・・。

積乱雲の写真
積乱雲、こんなクラウドならゴメンですが・・・?

(投稿者:92)


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