25日未明、名古屋市内の住宅火災で一家7人が死傷するという痛ましいニュースがありました。その火災原因ですが、パソコンなどの複数のコードが「たこ足配線」で絡み合い、過熱やショートにつながり、コードが火元となって燃え広がったらしい?と報じられています。
父親の書斎(8畳間)には、デスクトップとノート型の計3台がPC台に置かれていて、室内の2カ所から伸ばされ無造作に折り重なっていた延長コードに接続してあったらしい。ここに「たこ足配線」があったと言うこと?たこ足配線からの火災原因は大別して2つで、それは「過電流」と「トラッキング現象」だそうである。
「過電流」とは、電気のコード等の許容量を越えて電気(電流)を流すと言う行為。過電流が続くと発熱し、最悪時事には発火する場合もある。延長コードなどをよく見ると「合計1500Wまで」と許容量が書かれています。つまりこの延長コードに接続する家電製品の合計電力は1500Wまでと言うことです。今回の「デスクトップとノート型の計3台」だけだと、デスクトップ一式が200~300Wでノート1台が100W、合計500W位なので、一般に市販されている延長コードなら問題ありません。しかし、許容量を考えずに、たこ足状に沢山の家電製品を延長コードに刺してあったら・・・恐ろしい!
でも、今回の火災はPCを使っていない深夜に起きています。電源が切れていても、コンセントにプラグが刺さっているだけで「トラッキング現象」は起きるのです・・・恐ろしい!プラグにある2つの電極間にホコリなどが溜まり、そのホコリが湿気等を帯びてショートするのです。「パチッ」から「バチバチ」へと症状が悪化していき、最後には発火もします。たこ足配線ならコンセントの口数が沢山集中するので、リスクも増すことになります。
地震や津波に備えるだけが防災ではありません。今一度、ご家庭のコンセント周りを見直してみましょう!たこ足配線も出来る限り解消して、ホコリも掃除機などで吸い取って下さい。ちなみに、TV裏なんかがヤバイらしいです。
この様な「たこ足配線」は危険が一杯です!
(投稿者:92)