ども。
先週お休みをいただきまして本日も登場、担当ちゅんです。
大型連休後ということもあり、若干リハビリ的な意味を帯びた本日。ネットワークを管理する情報政策室にはそのような容赦は無く電話が鳴ります。
「インターネットにはつながるけど、頻繁に切れて仕事になりません」
はい、世の中のSEのみなさんはどう対処しますか?瞬時に色々なことが頭を巡ることと思います。実はこの施設、離れた施設から2.4Mの無線で回線をつないでいて、しかも距離が長い&見通しが無いということで中継地点に電波の受送信施設を設けて、そこから送信された電波を受信するという、過疎地にはよくある話であり、単純に「ネットがつながらない」と言われても、その対策は頭の中で何十と思い浮かぶような状況なのです。
現場に急行しますと、PC端末とAPとの間はしっかり接続が確立されています。にも関わらず、ネットにつながらない。そうなれば、APの上位の接続を疑うのですが、PINGコマンドを打っても原因は掴めず。この時点で約1時間悩みます。時々切れることはあるけど、中継地点では特に問題は無い。問題の原因を切り分けるために様々な方法を試みますが、『にわかSE』2名は無常にも過ぎ去る「時間」という概念の中で、途方に暮れてしまいました。
そんな時。ふと、屋根の上のアンテナに目がいきました。「あれっ?」
なんと、中継地点とは全く異なる方向を向いているアンテナが。どうやら、冬の豪雪と強風に晒されるうちに、無線APのアンテナの向きが変わってしまっていたようです。この時点でかなりガックリしながらも、上司92氏はアグレッシブにも建屋の屋根に上り、グイっとアンテナの向きを変えます。すると
『なんということでしょう』
今まで不安定だったハズの電波が安定するではありませんか!かなりずっこけましたが、まあ、こんなこともあります。まさか、アンテナがずれているなどとは思いもよらず、あーでもない、こーでもないと試行錯誤していたほんの数十分前を思い浮かべながら、苦笑いしながら帰路に着くのでありました。
アグレッシブに屋根に上る上司92氏
(投稿者:ちゅん)