北海道の電力事情

東京電力の福島第1・第2原子力発電所では、余談を許さないほどの非常事態となっています。関東エリアでは、計画停電も行われるなど、被災者はもとより一般住民の生活にも大きな影響がではじめています。早くて正しい情報をお願いしたいものです。

そこで、北海道の電力事情を調べてみました。北海道全体の最大発電力は約600万kWと言われています。1番多く発電しているのは石炭火力発電で39%、次に原子力発電の35%(泊原発1~3号機で207万kW)以下、水力16%、石油火力8%、その他2%となっています。現在道内の発電所は正常に稼働しており、北海道電力からは次のようなアナウンスがされています。

引用——————————–

【お知らせ】

このたびの東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
当社では今回の震災復旧に際して、東北電力株式会社ならびに東京電力株式会社へ応援要員の派遣を実施しております。
また、3月13日(日)より被災地での電力不足を支援するため、北海道と本州を結ぶ送電線(北本連系設備、設備容量:60万kW)を通じて電力融通を開始しております。
詳細につきましては、プレスリリースをご覧ください。
なお、北海道内においては電力供給量には十分余裕がございますので、現在のところ、特別な節電をお願いする状況にはございません。

  • 今回の震災復旧に際して、当社名にてお客さまへ節電に関するチェーンメール等を送付することはございません。
  • 泊発電所につきましては正常に運転しております。

————————–以上、ほくでんホームページより引用

ご安心下さい!北海道での計画停電などは今のところあり得ないと言う事です。しかし、無駄な電力浪費はエコの観点からも、普段から慎むべき事であり節電を心がけることは言うまでもありません。

さて、北海道からは直接電気を函館市古川町にある「古川ケーブルヘッド」から、43kmの直流海底ケーブルで津軽海峡を渡し124km先の青森・佐井村まで送っています。今回に限らず、夏場の首都エリアでの電力事情ひっ迫時には、例年60万kwフルでの供給しているそうです。北電的には、あまり驚く事ではないようです。

ン!??直流海底ケーブル・・・「直流」???「交流」じゃないの?あちらこちら調べたら、七飯町の函館変換所には「交流」と「直流」を変換するための世界最大級のサイリスタがあるらしい・・・?

古川ケーブルヘッド
「古川ケーブルヘッド」ここから本州へ電気が送られています。

(投稿者:92)


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