ども。
PCよりもむしろ自分の心配をしたほうがいい担当ちゅんです。
というわけで、本日は消防本部からのSOS。消防に設置している常時稼動のPCが、容量不足で不安定になってしまったとの連絡がありました。容量を聞くと、物理的にHDDを2台背負っていて、それぞれ16GB。そのうち、起動ドライブCとして使っているHDDがパンク寸前とのこと。
それなら、もっと大きなドライブに交換すればいいな!と思ったのですが、隣の席から上司92氏が一言「ムリ」。
そう、実はムリなのです。すっかり忘れていました。消防署は24時間オープンな職場なので、常時稼動というのは本当の意味で常時。なので、そのPCは一見単なるデスクトップPCでも、実はサーバー仕様だったのです。サーバー仕様ということで、HDDの接続形式は案の定「SCSI」でした。要するに、一般的なPCに搭載されているHDDとは規格が違うので物理的に交換できなかったのです。
そこで、次なる手段としてCドライブの中身をよく観察して、無駄なファイルを削除したり移動したりすることで、容量を稼ぐことにしました。
まず、マイコンピュータの中をしばし観察。すると、メールのデータファイルが2GBあるのを発見!さらに、インターネットのキャッシュファイル、仮想メモリの保存先などなど、しめて2GB強。これらを全てDドライブに保存するように設定しなおし、さらに復元ポイントを削除するおまけ付きで無事に?4GB以上の空き容量を確保することに成功しました。
PCを長く使っていると、思わぬところで容量をロスしていることが多々あります。注意が必要なのは、何かをアップデートした際に勝手に作られる「ログ」。これが何らかの不具合で膨れ上がって「PCの空き容量がほとんど無くなっていた(某社営業さんの実話)」ということも。いきなりHDDの交換を考える前に、まずじっくりと内部の観察をするのが、やはり基本ですね。勉強になりました。
一見、普通のデスクトップPCですが、れっきとしたサーバーです。
(投稿者:ちゅん)