昨日(8日)内閣府は青少年のインターネット利用に関する調査結果を発表したらしい。残念ながら「内閣府ホームページ」には、まだ掲載されていないようである?各メディアが報じている内容は次のとおりです。
まず、携帯電話の所有率は、小学生=20.9%(前年比0.9ポイント減)、中学生=49.3%(前年比2.5ポイント増)、高校生=97.1%(前年比1.1ポイント増)となっている。高校生はほぼ全員、中学生は2人に1人、小学生でも5人に1人は携帯電話を持っていることになります。
その内、有害サイトとの接続を遮断する「フィルタリング」機能を子どもの携帯電話に「使っている」と答えた保護者は、初めて過半数を超え55.3%(前年比9.7ポイント増)に達したとも報じている。これは、ネットのダークな部分への自己防衛策として「フィルタリング」がジワジワと浸透していることを数字で表しています。butである。それでも半数の子どもが使っている携帯電話は無防備なのである。無防備だと言うことは、当然トラブルに巻き込まれるリスクが大きくなる訳です。フィルタリング機能を有効に出来るのは、通信事業者でもなく、行政でもなく、学校でもありません。そうです携帯電話を買い与えた「保護者」の皆さんだけなのです。
ちなみに、主な携帯電話のフィルタリングサービスは次のとおりです。
docomo:アクセス制限サービス
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/access_limit/index.html
au:EZ安心アクセスサービス
http://www.au.kddi.com/anshin_access/index.html
SoftBank:ウェブ安心サービス
http://mb.softbank.jp/mb/support/3G/filtering/
民間企業が行った、第11回「家庭でのインターネット利用実態調査」にも興味深いものがありました。
それは、子どもが初めて持つインターネット機器は「ゲーム機」だというものです。
現在販売されているゲーム機のほとんどが「通信機能」なるものを持っています。これはインターネットに無線等で接続し、世界中のゲームユーザーと対戦することが出来るものですが、当然ゲーム対戦以外にホームページや動画サイトの閲覧も可能なのです。ご存じでしたか?なので、子どもに持たすゲーム機にも当然「フィルタリング」が必要となります。ゲーム機は子どもと伴に移動し、先々で多種多様なネット回線に接続されます。そうしたゲーム機の性格から、現在は個々のゲーム機に「フィルタリング」を掛けるのが主流のようです。お金もかかる話ですが、子どもにゲーム機を持たせている方は、是非「フィルタリング」をご検討頂きたいと思います。
ゲーム機( Wii PS3 DS DSi PSP ):有害サイトフィルタリングソフトの一例
http://www.daj.jp/cs/products/game/
ネット社会はこの10数年で急速に普及したのは、皆さんご存じのとおりです。それ故に多々のリスクを当然拭いきれていない事も周知の事実です。長い歴史を持つ車社会と同じように、官民一体となってその安全な使い方について啓蒙活動をするべきだと思っています。単にパソコン・携帯電話などを排除するのではなくです。役場のIT関係者として微力ながら頑張りたいと思います。
ゲーム機も立派なネット機器 でも3Dでgoogleを見たら・・・?
(投稿者:92)