HARP事業説明会in函館に出席してきました

ども。
トンネルを抜けるまでもなく、家のドアを開けるとそこは雪国でした。担当ちゅんです。

本日は上司92氏とともに函館市に出張。北海道の第三セクターである「株式会社HARP」による自治体クラウドに向けた取り組みの説明会。悪天候ではありましたが、渡島・檜山管内の情報化担当者が勢ぞろいとなりました。

今話題の自治体クラウド。つまりどういうことかと言えば「システムを共同で使うから共通部分の経費は割勘できる」というものであり、これまでのように各自治体で高額な機器を用意する必要が無くなるという構想です(そのかわり、システム部分も共用となるので、自分たちが使いやすいようにカスタマイズをしてもらうなどの柔軟性は失われるというデメリット?もあります)。

そして、システムと言っても様々で、本日HARPから紹介されたものだけでもフロントオフィス系と呼ばれる「住民向けサービス」とバックオフィス系と呼ばれる「職員向けサービス」2つ合わせて9つものシステムがクラウド化される予定(一部は既に実証実験が開始)です。説明を聞く限りでは、やはり機器を持たない分だけイニシャルコストがべらぼうに安い。言うまでもなく、皆さんの大切な税金をお預かりしている自治体としては一円たりとも無駄な経費を使うわけにはいきません。どう考えても、現状では自治体の情報システムは(意思とは無関係に)クラウドの方向に進まざるを得ないと思っています。

しかし一方で課題もあり、例えば当町では既に大体のシステムは自前で構築済みとなっており、高額な通信機器は複数年のリースで導入しています。リース期間がちょうど終了するようなケースであればすぐにクラウドへ移行できるかもしれませんが、長いものだとあと4~5年は現状維持せざるを得ません。結果として、全ての業務がクラウド化するまでには相当な時間がかかってしまいます。そういう意味では「ちょっと遅かったね」と2人つぶやきながらの説明会となってしまいました。

そうこうしているうちに技術は進歩し、ようやくクラウドに足を突っ込もうと思った矢先に、第3の魅力的な方式が出現したりするのもこの業界では当たり前であり、それがまた担当者としては頭の痛い問題なのです。

函館市役所からの眺め
説明会が行われた函館市役所8階からのすばらしい眺め

(投稿者:ちゅん)


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