町では、光回線やADSLなど民間通信事業者(NTT等)によるインターネット・ブロードバンド(BB)整備を軸に関係機関に働きかけを行っています。しかし一定の利用者数を見込めない地域もあり、公設民営により無線LAN(FWA)を整備するなどして、地域による情報格差(デジタルデバイド)の解消を図って参りました。現在では、BBの世帯カバー率は、99.42%となっています。この数字を「十分」と考えるか「まだまだ」と考えるかは難しい問題なのですが・・・。やはり、地域にこそBBが使える環境が絶対に必要だと考えています。なので100%を目指したいと思っています。その達成率を100%にする方法が最近見えてきました。それは次の2つです。
- 携帯電話回線を使う「携帯データ通信」
- 人工衛星を使う「衛星BB」
1の携帯データ通信については「どうしてもBBを使いたい」や「デジタルディバイド解消に向けて~上八雲」でも書いていますが、今日現在、d社の携帯電話が使えるところでなければ・・・。でも、集落の点在する八雲町ではこの携帯が繋がらない所があったりします。a社のは繋がるのに・・・。そこで、最後の手段は「衛星BBは1度の狂いが大問題!?」や「衛星ブロードバンドで情報格差解消」で書いているとおり2の人工衛星なのです。初期投資が高額なのが課題ですが、契約にもよりますが実速度は携帯データ通信より速く、安価だったりまします。このような説明を我々は何時もしております。そんなこんなで本日めでたく、町内では3件目と4件目の衛星BBの設置工事が行われました。
個人が利用できる衛星BBは、BBSATが頓挫した現在、タイ資本のIPSTAR社のみの状態となっています。でも、初期設定料の全国共通300,000円(税別)って何とかならないのでしょうか?
パラボラアンテナを慎重に衛星に向けて固定します。
(投稿者:92)