ガソリンスタンドへ行こう

以前から、調子が良くないと連絡を受けていたノートPCが入院しました。症状は、エクセルを起動すると、電源が落ちて再起動するらしい?でも今回は、電源も切れたまま停止するようです。

預かったPCを見て最初に思ったことは、随分と埃っぽいPCだと言うこと。汚いとも一寸違うニュアンスです。一応、電源を入れてみます。お~っ!ちゃんと起動するし、エクセルも使えます。よ~く耳を澄ませば、CPUファンから異音が・・・。CPUファンのベアリングがへたっている音ではなく、風通しが悪そうな音です。鼻づまりの呼吸音的な感じでしょうか?早速CPUファン周りを分解します。案の定、排気系が綿ぼこりで目詰まりしていました。外した無線LANカードの埃具合、有線LANポートの詰まり具合、お見事としか言えませんね。

こういう場合、高圧のエアーでの吹き掃除となるのですが、情報政策室では市販のスプレー缶型のエアーは、高額な割に威力も弱いので使わない(買わない)ことにしています。そこで、公用車の車庫にPCを持ち込み、自動車のタイヤに空気を入れるコンプレッサーを借りて掃除しています。これだと強力なので気持ちの良いくらい綿ぼこりが飛んでいきます。でも、ここで注意です。CPUファンには必ず順回転する向きでエアーを吹きかけます。特に素人は、排気側から逆吹きをしてはいけません。それは、埃の塊が引っかかってFANを完全にロックする場合があるからです。(他にも、モーターは順回転で最適化設計されていて、外力で逆転させると不具合が発生しやすい等々)今回の様にCPUファンを露出させてやるか、コンプレッサーの高圧を適量吹き付けるならまだしも、分解もせず缶スプレーでの逆吹きは、御法度です。

と、言う訳で入院したノートPCは、単なる熱暴走だったのであっさり完治しました。エクセルも当然無実でした。

以上の話を教訓にして、一度自宅のPCを行きつけのガソリンスタンド等へ持って行きませんか?そこでコンプレッサーを借りてゴミ掃除をしましょう。(出来れば、デスクトップPCの場合、外ケースは外した方が良いです)これでPCの寿命は確実に延びると思います。くれぐれも、吸気側の方向からエアーを吹き付けるのがポイントです。一応念のため?ですが、誤った操作でPCを壊しても我々は責任は持ちません。あくまで自己責任でお願いします。

熱暴走したPC
LANのポートまでビッシリと・・・。こうなる前にGSへ行こう?!

(投稿者:92)


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