ども。
昨日の強風から一夜明けると、突然秋が感じられる爽やかさ。もう暑さにはうんざりな担当ちゅんです。
町内の上八雲という地域はISDNしか使うことのできない地域で、情報格差(デジタルディバイド)を生じています。これまでも当地域の大関小学校で導入した衛星BBの話題などをブログで書きました。通信回線が確保されている地域とは違い、どうしてもブロードバンド環境が必要となればそれ相応の費用がかかりますし、個人のお宅では気軽に手を出せない。それでも、インターネットはやりたいというところ。情報政策担当としては、その悩みは十分理解できるものです。
そうした中、本日はとあるお宅を訪問し、どうすればブロードバンド環境を構築できるのかご説明してきました。
具体的に構築するには小学校同様「衛星」を利用するか、もしくは「携帯データ通信」という形になりますが、今回は携帯データ通信端末が上八雲でどの程度使えるのか、テストの意味も込めて機器を持ち込んでデモンストレーションを行いました。
私がプライベートで契約している某D社のデータ通信端末と、それを接続可能な無線ルータを用いて、インターネットに接続。まずは定番のgooスピードテストにかけます。速度は…0.9Mbps。あくまで目安ではありますが、お世辞にも高速とは言いがたい結果です。それでも、これまでのISDNは理論値で0.064Mbpsですから、およそ14倍以上のスピードとなります。実際にyoutubeを見ていただきましたが、軽めの動画でしたら何とか止まらずに見ることができます。やはり動画の威力は抜群で、すごい!の連続です。昔よくTVで耳にしたあのCM曲などが流れるたびに「おお!懐かしい」の声。正直、私は全くわかりません…。それでも、おっ!次は松田聖子かな?と思ったのですが、今度は横からすかさず「アグネスチャンだな」の声。そうですか…。
今回の実験からも、携帯電話が繋がる地域であればどこでもISND以上の環境を構築できます。本当に便利な世の中になったなと思いますし、ぜひこうしたサービスを有効利用し、快適なインターネット生活で情報格差から脱却していただきたいと願うばかりです。
手前に見えるのが実験機材です。実験は無事成功!
(投稿者:ちゅん)