平成19年1月から運転免許証の大きさが変わりました。一回り小さくなってクレジットカード等と同サイズになっています。他に見た目で変わったのは、今まで記載のあった本籍がプライバシー保護のため、表面から削除されました。見た目では判らないこととしては、ICカード化されハイテク免許証となったのです。これにより免許証の偽造作成や改ざんが極めて困難となりました。これについて検証してみたいと思います。
ここからは、例えです。決して真似しないようにお願いします。まず、免許証に記載されている情報(券面事項)を作為的に改ざんしようとします。方法はとってもとっても上手に、氏名と住所を書き直し、更に顔写真も超上手に張り替えたとします。普通はここまでやれば・・・・と良からぬ人は考えます。ところがどっこい!運転免許証の中に隠し込んであるICチップに、氏名、交付日、生年月日、免許の番号、極めつけは何と本人の顔写真も書き込まれているのです。知ってましたか?そう言えば、新しい免許証に更新された方は、更新時に4桁のパスワードを2種類決めて届け出たと思います。この2つのパスワードがあれば、これらの情報を呼び出して見ることが出来るのです。この内容と、券面事項が同じであれば本物の免許証と言うことになります。なお、現時点でICチップのデータまで改ざんすることは技術的に困難と言われていますので、ご安心下さい。
では、実際にデータを呼び出して見ましょう。「住民基本台帳カード等券面事項表示ソフトウェア」を使用します。これは昨年度、住民基本台帳カードの交付等の本人確認の強化を目的に、全国の市町村へ配付されたソフトで、一般に市販はされていません。多分・・・?今回、情報政策室でそのソフトをPCへインストールする作業をしました。作業後、動作確認のため私の運転免許証でやってみました。ソフトを起動させ、非接触型のICカードリーダ/ライタの上に免許証を置きます。次に暗証番号1を入力します。おーっ!氏名や生年月日等が表示されました。今度は、暗証番号1と暗証番号2の両方を入力します。スゲーッ!!顔写真も表示されました。これで私の免許証は本物であると証明されました。何故か安心しました?
免許証の中から、私の写真が出てきました!
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