ども。
健康診断の結果に、動揺を隠し切れない担当ちゅんです。
先日、職場の掃除をしているとき、マニアックな112キーボードを見つけました。
最近のデスクトップPCのキーボードは、ほとんどが109キーボードです。この109とか112という数字はキーの数を指しておりまして、109キーボードからWindowsキー×2ヶとアプリケーションキー(メニューキー)1ヶが無いものを106キーボード、逆に109キーボードにPower、Sleep、Wakeupキーがあるものを112キーボードと呼びます。
ほとんど見かけなくなってしまった112キーボードですが、実は使ってみるととっても便利なんです。
普通、パソコンの電源を切る(もしくはスタンバイにする)にはスタートメニューをクリックし、さらに該当のボタンなりメニューなりをクリックする作業が伴います。この場合、クリックが2回必要。クリックが…という以前に、そもそもマウスが必要です。PCを使い慣れると、いちいち手をマウスに持っていくのが面倒になったり、ワイヤレス式のマウスの場合は本体を探すのに一苦労、なんてことも無きにしも非ずです。
また、キーボードのみで電源を切る場合はXPであればWindowsキーを1回押して、その後キーボードの「U」を押し、Enterを押す方法か、Altキー+F4を数回押してEnterなどの方法がありますが、いずれもワンタッチじゃないので面倒です。
そう、そんな面倒くさがりな私に、そしてあなたにぴったりなのが、この112キーボードなのです。
家でゴロゴロとネットを見ていて「そろそろ寝るか!」となったらSleepをポチ。お出かけ前の慌しい時間に「しまった!パソコンを消さなきゃ!」となっても大丈夫。慌てずにPowerをポチ。このように、まさに時間の無い現代人にとっては必須とも言える112キーボードなのです!
…ところが。こんなに便利なキーボードですが、OSではあくまで106/109キーボードとしか認識されないところに問題点があります。使用環境(マザーボードやBIOS)によっては、このキーがうまく働かなかったり、OSにドライバをインストールする必要があったりすることから、残念ながら一般的にはなっていない(と考察される)のです。
世の中にはマニアックな人もいて「キーボードにファンクションキー(F1とか)は必要ない」なんて話もよく目にします。さすがにそこまでマニアックではないですが、112キーボードへのこだわりも同じニオイがします。「たかがキーボード、されどキーボード。」キーボードは奥が深いのです。
こんなキーボード、見たことありませんか?
(投稿者:ちゅん)