町内の小中学校で使う茄子NASを設定しました。
職員室で先生方が、共有して使うファイルサーバーとして、NAS(ナス:Network Attached Storage)を事前に設定する事となり、その作業を17台ばかりしました。
NASとは、ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバー専用機のことです。ネットワーク上の他のパソコンからは、共有ディスクとして利用出来るので大変便利です。構築が難解で面倒なファイルシステムやネットワーク通信機能を最初から内蔵しており簡単設定でおすすめです。高級機と呼ばれるNASになると、複数のHDDを備え、RAIDと呼ばれる機能や電源ONのままディスク交換が可能なホットスワップという機能を持ったものもあります。
今回のブツはPC界ではメジャーな?B社製のNASです。なんと!1TB(1テラバイト=1000GB)という大容量のHDDが2個内蔵されています。今回は2個のHDD両方に同じ内容を保存し、万一の片方のHDDが故障してもデータは守られるRAID1(レイド1:ミラーリング)と言われる使い方をします。この製品の出荷時標準仕様では、2個のHDDが一纏めされ2TBが使えるという、ちょっと危ない?仕様となっています。そこで学校用としては、事前に設定変更が必要になるわけです。なんとこの作業が1台に3~4時間もかかるという笑えない作業なのです。なので一度に8台を作業し時間短縮を図ります。と言っても付属の専用ソフトで、既存のRAIDアレーを一度壊し、今度はRAID1で再構築します。次に、新しい共有フォルダを作り、最後にワークグループとIPアドレスを書き換えます。これで、私の作業は終了です。この後、NASは延々と数時間かけて2個のHDDの同期を取ります。この同期作業は後で学校でやっても良いのですが、作業中は読み書きの速度が低下するので、学校への設置前に完了しておく事にしたのです。
1TBなんて大容量は、ひと昔前には考えられなかったサイズです。価格もつい数年前まではン万円もしたものです。RAID機能だって高級なサーバーにしか使われなかった高等技術でした。でも今は、簡単に手にはいっちゃう時代なんですね~。
さて問題です。1校に1TB!いったい何を入れるんでしょう~か?
庁内某所で行われたNASの設定風景
(投稿者:92)