先日現場で、LANケーブル作りを失敗した92です。反省をしながらLANケーブルについて説明します。(言い訳がましい)
LANは「ラン」と読みます。良くRANとかRUNとか誤って書かれている物がありますが、Local Area Network の頭文字を取ってLANです。日本語訳は、構内通信網となりますが、日本語の方が分かりづらいのでそのままLANと言ったり書いたりします。要は、パソコンとインターネット機器なんかを繋ぐ線のことです。そして、何にでも種類があるように、この線にも用途(速度)に応じて規格がいくつかあり、それをカテゴリーで区分しています。
区 分 | 10BASE | 100BASE-TX | 1000BASE-T | 1000BASE-TX |
速 度 | 10Mbps | 100Mbps | 1000Mbps | 1000Mbps |
ケーブル | CAT3以上 | CAT5以上 | CAT5e以上 | CAT6以上 |
一昔前の標準はCAT5(猫5匹ではなくカテゴリー5と読みます)でしたが、現在はCAT5e(エンハンスド・カテゴリー5)が主流です。さらに高品質なCAT6(カテゴリー6)というのもあります。
さて、このケーブルですが、2本の撚り線が4組で8芯の電線がチューブ状の外皮の中に入っています。勿論わかりやすいように線は色別されています。この線の端にプラスチック製のコネクタ(規格はRJ45といいます)を付けて使います。半田付けのような作業は必要なく、専用の工具でカシメて簡単に付けられます。ただし、コネクタを付ける時に8本の配線順番が重要です。(先日はこれをチョンボしました)並べる色順により「Aタイプ」「Bタイプ」と2規格があります。(役場は普通の市販品と同じBタイプとしています。)更に、両端のコネクタ配線を同じにする「ストレート」と4本の線を交差させる「クロス」の2パターンの結線方法があります。
お店にLANケーブルを買いに行ったら、こう言いましょう。「エンハンスド・カテゴリー・ファイブのケーブルで、Bタイプのストレートで10メートルのヤツ下さい」・・・多分お店の人に笑われます。だってお店に有るLANケーブルの8~9割はこの規格品ですもの! 普通に10m物を買えば事は足ります。・・・多分?
自分でコネクタを付けるので長さは自由自在です。
(投稿者:92)