おはようございます。
昨日から雪が降り続き、今朝は一面の銀世界です。八雲町は道南の多雪地帯と言われていますが、大晦日からの雪でその名のとおりになってしました。みなさん、雪かき(除雪・排雪)大変ご苦労様です。
さて、出勤時に気になった光景がありました。普通、電線の”上”に雪が積もりますが、電線の”下”に雪が積もっています?電線の周囲全体に”きりたんぽ”のように巻き付いているものもあります。ちょっと調べてみました。
湿った雪が電線上に積もって、気温が下がるとそのまま凍り付き、バランスが崩れて電線ごとクルッと回転するそうです。こうなると雪が電線の下側に積もったように見えます。(写真参照)
この状態でさらに雪がつもると”きりたんぽ”状に外周に付着することになります。注意すると年に数回見られます。余談ですが、高圧の送電線に大量の雪が付着してこの現象が起きると、電線を固定している部分に大きな捻れの力が作用するため、電線が切断されることがあるらしく、積雪地帯の送電線には、いろいろな着雪防止対策が講じられているとなっています。さらに調べます、送電線は複数の線を縒りあわせて作られているらしく、電線に付着した雪は、電線のねじれに沿って回転しながら成長するため、”きりたんぽ”が出来やすいとも言われています。そこで、電線の途中に雪が付着しにくいプラスチックの「難着雪リング」なる物を一定間隔で取り付け、着雪の成長を防いでいると書かれていました。つまり、”きりたんぽ”を輪切りにして、大きくさせないということでしょうか。
注:きりたんぽ(切蒲英)とは、秋田県の郷土料理です。詳しくはWikiでどうぞ。
ひとまず、雪も峠を越えたようですが、道路での転倒や屋根からの落雪には十分ご注意下さいませ。
”きりたんぽ”と電線の”下”に積もる雪
(投稿者:92)