よりによってこんな日に…

ども。
本格的に雪が降りました。雪を見ると今年の残り日数が気になりだす担当ちゅんです。

昨日、機器の保守のために熊石総合支所へ。道中は雪、しかも時折視界が無くなるほどの猛吹雪。「よりによってこんな日に…」と若干後悔しながらも、機器の保守を待っている職員の顔を思い浮かべながら、何とか無事にたどり着くことができました。

保守の業務自体は簡単なものですので、1時間もあればお釣りがくる程度。しかし、偶然にも熊石総合支所に設置しているサーバー機器が不調となったもので、業者さんが行うサーバーの修理にも立ち会うことに。思い起こせば、これが災難への入り口でした。

不調となったのは「NAS」というストレージ機器。読み込みが遅くなり、仕事にならないレベルです。しかし、管理画面を見ても特にエラーは出ていません。となれば、当然試したくなるのが「再起動」です。世の中のSEのみなさんも、きっとそうですよね?
管理画面上から「再起動」を選択してしばし待ちます。1分経ち、5分が経ち。10分経ってもNASの起動が完了しません。この時間帯は、言葉にできないものがあります。そして、ようやく機器に変化が現れた瞬間、業者さんとともに天を仰ぎました。

筐体の液晶に出た文字、それは恐怖の「EMモード」突入を知らせるものでした。

某「牛」製のNASを使っていて、最も恐れるエラーがEMモードです。EMとは「Emergency Mode」の略、日本語に訳すと「非常モード」です。しかも、EMモードのほかには「No Array Info」なんていうおっかないメッセージも表示されています。最悪、NAS本体が壊れるのは良しとしても、データまで飛んでしまっては一大事です。EMモードに入ってしまったNASを助け出す、おそらく唯一の方法は「ファームウェアを書き込んでみる」ことなので、神に祈るように作業を開始しました。
結果、「ピーッ」という電子音とともに、NASはEMモードから抜けだしました。しかし、今度は画面上に「HD1 Is Faulty」の文字が。

でも、これで一安心。ハードディスクはRAID構成なので、1台故障しても、残りのHDDでデータの読み書きは可能なのです。EMモードから抜け出せたことでネットワーク上のPCからのアクセスも復旧。速度の低下も改善しました。
思うに、実は再起動前から1番のハードディスクに故障があったのではないでしょうかね。完全に壊れていないため、管理画面上にエラーは立たず。再起動のタイミングで昇天したと考えればつじつまがあいます。

ということで、無事に問題を解決できた頃には、外はすっかり夜。再び猛吹雪の中を一人帰路につきました。ここでもう一度「よりによってこんな日に…」トホホです。

故障したNAS
故障したHDDの場所をLEDランプでお知らせしてくれる機能付きでした

(投稿者:ちゅん)


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