NAS、壊れる。

ども。
仕事以外の場所でも「192」から始まる数字を見ると、IPアドレスかと思って反応してしまう担当ちゅんです。

先週末、とある学校から「職員共有フォルダにアクセスできなくなった」とSOSがありました。その学校に配備されているのは「牛」の2ドライブスタンダードモデルのNASです。この時点では、まだNAS本体の故障なのか、その先にあるHUBなどネットワーク系のトラブルなのかはわかりませんでしたが、どちらにしても嫌な予感はしました。今の時代、情報機器そのものが壊れるよりも、データを失うことのほうが何倍もダメージが大きいのです。

現場にかけつけ、真っ先にNASに対してPINGコマンドを打ちます。しかし、反応は返ってきません。一瞬、HUBの故障=ネットワーク系かと思ってホッとしたのですが、同じHUBからLANケーブルで接続されているデスクトップPCは問題なくインターネットに出ていくため、どうも様子が違います。

次に、NASの再起動を試みました。シャットダウンもスタートも正常です。HDD周りの故障時に点灯するメッセージランプも点灯していません。ですが、HUBのアクセスランプを確認してみると、どうやらNASとの通信がされていないようです。よく見るとNASのLANポートのアクセスランプが点灯していませんでした。

これで、故障個所が特定できました。どうやらLANポートが埃などの影響でショートしたか何かで故障してしまい、NASにアクセスできなくなってしまったようです。HDDのデータは無事だとは思いますが、なにせ「ネットワークアタッチストレージ=NAS」ですから、ネットワーク周りが壊れてしまうと中身のファイルにアクセスする術がありません。

結局のところ、週に1度フルバックアップを取っていた外付けUSBHDDを共有フォルダとして公開し、仮復旧することでその場は何とか収めました。問題は故障したNASです。「牛」の直販価格を見ると3万何某というお値段。これを修理して使うかどうか。10万円以上するNASであれば迷わず修理を選択しますが…。いずれにしても、データはプライスレスに間違いありません。安心・安全に使うには買い替えすべきなのでしょうね。

NAS
底面に近い位置にあるポート。埃でショートはほぼ間違いなしです。

(投稿者:ちゅん)


カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です