時々、パソコンに増設するメモリーについて質問をされます。
それは勿論、メモリー容量は大きい(多い)に越したことはありません。しかし、パソコンの用途にもよりますが、大体Windows XPなら512MB超(512+α)、Vistaや7だったら2GBを勝手な経験則から回答の目安としています。
でも、これからPCを新調するなら総容量を3~4GBに最初から増設するのがお勧めです。3~4GB?ここが問題です。メモリーを装着する場所をバンクといいますが、一般にノートPCには2個、デスクトップPCには2~4個のバンクが用意されています。つまりノートPCでは、その内1個のバンクには最初からメモリーが1枚刺さっているので、増設に使えるバンクの空きは1個ということになります。さてここに何GBのメモリーを増設するかですが・・・。
実は、Windows XP、Vista、7のOS(オペレーション・システム)には、「32ビット版」と「64ビット版」の2種類が存在していてメモリーを使用できる最大値が違うのです。でも、よほどマニアックなPCを買わない限りは32ビット版のOSがインストールされているのが普通です。32ビット版のOSは3GB強までしかメモリーを使用(認識)できないのです。(アクセス出来ないアドレス空間にRamDiskを特殊なソフトで作りキャッシュ等に使うというオタッキーな手法も一応ありですが) 今時は最初から2GBが標準実装で販売されているPCも多いので、もう2GBを増設して合計4GBにしたとします。でも使えるのは3GB強なので1GB弱は使えません。つまり過剰=無駄という事になります。なので1GBを増設して合計3GBにした方が無駄もなく、メモリーの価格も当然安いという事になります。ちなみに、64ビット版のOSでは、バージョンによって多少違いはありますが128GB超のメモリーも使えるとされています。
このように、大容量のメモリーが当たり前の時代に、わざわざ廃棄PCから外しておいたPC100の64MBや128MB、DDRの128MBのメモリーは、やはり単なるゴミなのでしょうか?
当時は、大変高価だったPC100等のSDRAM
(投稿者:92)