昨日(20日)からTVが騒がしい。お隣の国で大手放送局や銀行などのサーバが一斉にダウンしたらしい。放送局ではイントラ(バックオフィス)系の障害で、放送そのものには影響無いらしいが、ニュース原稿の作成など混乱していると伝えている。銀行では、窓口業務やネットバンキング、ATMなどに動作遅延が発生しているらしい。そんなTVニュースの画面に映し出されたモニターには「Operating System not found」の文字が・・・。これって、割りと見慣れた文字列だったりします?!
大多数の端末が起動不可能になるほど、ダメージを受けたようです。全台が一斉にHDD等のハード障害とは考えにくいので、やはりシステム側ですよね。一般には、ブートローダやカーネルファイルの破損が考えられます。対処法としての定番は「回復コンソールからのファイル修復」なのですが、個人的にはあまり上手くいった記憶がありません。ちゅんとの朝の会話では、PXEなどのネットブート型なので端末障害では無く、やはりサーバ側の障害では?との仮説も飛び出しています。
さて、何故こんな事態に陥ったかは調査中となっていますが、警察はサイバーテロの可能性も念頭に置き捜査を始めたとも伝えています。完全復旧には、暫く時間が掛かりそうです。勿論、障害が発生した、これら大手放送局や銀行などでも、サイバーテロ等の脅威に備えそれなりの(十分な)対策はなされていたはずです。それでも・・・。ITの世界では「盾」と「鉾」では無く、これらの脅威を「火災」と例え、延焼を防ぐシステムを「防火壁」呼び、関係を説明します。さて、我々はどの位の「防火壁」を築けば、火の手から逃れられるのでしょうか?何mの高さが妥当なのでしょうか?この話は、もはや「防災論」ですよね!ただ地震や津波は「自然災害」ですが、こちらは・・・。
「割りと見慣れた文字列」・・・この言い方もどうなんでしょうか?
(投稿者:92)