DXの芽は何気ない会話から

ども。
今週末は衆議院議員総選挙です。忘れずに投票しましょう。私はいつもどおりの「速報係」ですので、LINEが届いたりWebサイトが更新されたりしたら私だなと思ってください。担当ちゅんです。

先日、隣席てんちょ氏から相談がありました。聞くとヒグマの駆除にあたっている担当者から「箱罠を設置しているが見回りするのが大変なので、クマが罠にかかったら通知が来るような仕組みはないか」と聞かれたとのこと。私はてっきり「正式な依頼」が来たと思って、はりきって色々と調査。同業者に「こういう案件詳しい人いますか?」と相談し、その結果、かなりお詳しい方を紹介いただき、なんなら「こういう商品がありますよ」と教えてもらい、とてもスピーディに事が運んで、久しぶりに会心の一撃だなと思ったのです。

早速、その依頼元の職員のところに出向き「先日相談のあったセンサーについてですが・・・」と話し始めます。しかし、相手の反応は「???」。そんなわけありません。「てんちょに相談されていた罠のセンサーですよ?」と食い下がると、ようやく「あっ!それですか。あんな立ち話しで少しだけ相談したことを真剣に考えてもらえていたんですね」といった反応が返ってきて、どうやら相手は「正式な依頼」ではなく「世間話」のつもりだった、と。

しかしですね、こういうことがチャンスなのではないかと思うわけです。我々は情報部門で働いていて、例えば全庁的に利用しているシステムや仕組みについては自分たちも普段から関わっているので具体的な改善提案などが可能なのですが、原課がやっている業務については、どこに改善の余地があるのか、キャッチすることがとても難しいのです。
今回の件については、相談されてみて「そりゃそうだ」と思えますし、昨今話題の「アナログ規制」にも関わってくる課題だと認識できました。それ以外でも、自分自身の仕事の中で普段から大変だなと思っているようなことがあったとして、それってもしかしてデジタル技術を活用したらものすごく楽になるかもしれませんよ、ということはまだまだあるのでしょう。DXの芽って、実は何気ない職員との会話の中にあるのかもしれませんね。

熊避けの鈴罠を見に行くのは、そもそも「危険」だと思います。


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