HCIにメモリを増設

ども。
暑すぎて夜なかなか眠れない担当ちゅんです。

そんな暑い中にはうってつけの作業と言えるかもしれません。我々は仮想基盤としてHCIを運用しているのですが、仮想サーバを新たに追加するにあたりメモリが不足することが判明したことから、このたびリソースの追加作業を実施することになったのです。なぜうってつけの作業かといえば、その場所がエアコンの効いたサーバ室だからです。

HCIといえども筐体の見た目は普通のサーバと大差ありません。ただ、そこに追加するメモリモジュールの量が半端ではありませんでした。今回、HCI全体では512GBのメモリを追加することになっていたのですが、これを1枚8GBのメモリで行おうとしているので512÷8=64枚ものメモリをひたすら差し込む作業。当然のことながらHCI自体の電源はオフにしなければいけませんので、仮想サーバはすべてシャットダウン。業務システムを停止させての作業なので、なるべく早く復旧させなければなりません。

事前に職員に対して通告していたシステム停止時間となり、作業スタート。作業自体は依頼していた業者さんが行うのですが、ただ見ているのも気の毒なので手伝える範囲で手伝いました。当初は「結構時間かかりそうですね」なんて話をしていたのですが、始まってしまえば極めてスピーディに進行し、あっという間に64枚のメモリが機械の中に入ってしまいました。
さて、緊張の電源オン。「なんだ、想像していたよりも早く終わるんじゃないか」と一瞬思ったのですが、結果はまさかの「メモリエラー」。なんとも、うっすら予想していた通りの結果といえばそうですが、なぜこういう作業はすんなり終わらないのかなと思っちゃいました。

ですが、最近の機械はすごいです。メモリエラーなのになぜかBIOS的な管理システムは起動して、「スロット2のメモリがおかしいから確認しろ」みたいに、不具合を生じている箇所まで教えてくれています。これには驚きました。指示通りにそのスロットのメモリを一度取り外して、再度差し込むことで無事にHCIは起動。終わってみれば事前に通告していた停止時間を30分程度短縮しての起動完了となりました。
考えてみれば、64枚ものメモリモジュールを取り付けていて、1枚くらい初期不良が
混ざっていてもなんら不思議ではない話でした。無事に終わってから急にドキドキして、額から汗が。室温自体はエアコンで涼しいはずなのに、体感は外にいるのと変わらない暑さとなってしまいました。

メモリHCIは4台に分かれているので、512GB追加しても利用できるのは128GBです。

(投稿者:ちゅん)


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