ども。
寒いよりは暑い方が圧倒的に好きな担当ちゅんです。
昨日、本日と2日間に渡り、屋外無線の整備のためずっと外で作業しておりました。
昨日は八雲地域にて、消防署の望楼を拠点とした複数の施設とのネットワークを構築。実は、私も臨席おーるど氏も高いところは大の苦手。しかしながら現地作業に立ち会う以上、その場にいなければならないというわけで、口数少なく望楼の上でじっと待機。たまに強風が吹いてくると体が持っていかれそうになる(感覚的に)ので、なるべく望楼の中心付近に、しかも座り込む作戦です。
それにしても電気工事の業者さんはすごいです。命綱を付けているとはいえ、望楼から体を乗り出しての作業・・・。見ているだけで頭がクラクラします。
ようやく高所作業が終わり、今度は子局の整備。それにしても昨日の八雲は夏なのに寒すぎでした。海岸近くの現場では海上を抜けてくる強風に容赦なく晒され、さすがに「寒い・・・」と口に出ました。暑さ対策しかしていない服装ですからあたりまえです。それでも、そんなコンディションの中で業者さんは高所作業車で作業しているわけで、頭が下がりますし我々が弱音を吐くわけにはいきません。寒さにじっと耐えながら、無事ネットワークの開通を確認し、1日目は終了。
そして本日は日本海側の熊石にて屋外無線の交換。これまでの懸案であった5GHz帯による屋外無線をついに諦め、電波干渉のリスクはありますが2.4GHz帯に構築しなおしとなりました。
参考:以下、たたかいの歴史
- 2019/5/22 無線機不具合の原因はレーダー?
- 2019/7/24 屋外での5GHz無線は限界か
上記にもあるとおり、どうしてもDFSによる停止を回避できず、やむなく運用方法を変更することになりました。本当は5GHzの方が干渉もなくて速いのですがね・・・。
※最近ではDFS対策機能としてあらかじめ複数のチャネルで内部的に冗長接続しておき、DFSを検出したら片方の接続を切断するという機能をもったAPが主流になりつつあります。個人的には、屋外で5GHz帯を利用する際にはこの機能が必須と考えています。DFSのせいで5GHzのことを嫌いにはなりたくありません!
またも高所作業からスタートですが、昨日と違うのは天候。風も穏やかで雲一つない晴天。肌がジリジリと焼けていくのが分かるほどの天気で、「暑い暑い」と言いながらの作業。昨日は「寒い」で今日は「暑い」です。こんなことをしていては、体がおかしくなってしまいます。
それでも、夏の青空というのは気持ちがいいものです。作業も順調に進み、午後の早い時間には完了となりました。
今回行った作業は1年前から計画していたもので、この夏の懸案であった業務でした。これが無事に終了できたことで、ひとつ山を越えました。本当はここらで夏休み・・・と言いたいところですが、これからはGIGAスクールの工事も本格化していきますし、休む暇などありません。油断せずに夏を乗り切ります。
屋上から見える真っ白の建物は、新しく建設された給食センターです。
(投稿者:ちゅん)
5GHzあきらめないで。当方も降雨レーダーが山上にあり、あきらめかけましたが、降雨レーダーがよく使うチャンネルを避けてたチャンネルを基本設定しDFSで運用しております。切替時には3分くらい途絶します。Mesh構成ですが、DFSが効くのは各Root APの範囲内にしてサイト内全てに通知し全APを再構成しないようにしています。山の中なので、2.4GHz帯はチャンネル固定で被らないようにしてます。TP-LINKのOC200x1、EAP225-Outdoorx9でオートキャンプ場で運用中です。中々、ネットワーク構築保守の大変さをわかってくれる職場の方はおられないと思いますが、頑張ってくださいね。
> のむらん様
コメントありがとうございます。そして、涙が出そうです。
本件記事が某所に掲載され、様々なご意見を伺いました。みなさん一様に「DFSを想定せずに5GHzを使うなんて素人ですね」といった厳しいご意見のようなのですが、やはり現場の担当としては「コスト」を第1に考えています。
・DFSを回避するためそもそもチャンネルが・・・
→免許局にした時点でコスト見合いがなくなる(光でよくなる)
・デュアルチャネルの機種を選べば・・・
→高価な機器を選定した時点でコストが(ry
・最初から2.4GHzにすべきだったのでは
→5GHzだと速度が全く違います
こんな状況で困り果てたというのが今回の顛末です。
5GHzに関してはあきらめませんが、やはりDFSのことをよく理解せずに進めたという部分で私の落ち度と思っています。
> 中々、ネットワーク構築保守の大変さをわかってくれる職場の方はおられないと思いますが、頑張ってくださいね。
心温まるお言葉、ありがとうございました。頑張ります!