ども。
電話をしているだけで1日が終わってしまう担当ちゅんです。
先般、とある文教系システムの開発メーカーさんから最新のシステムについてご説明していただく機会がありました。私自身、GIGAスクール構想の実現に関わるなかで、どんどん「にわか教員」になっていくようです。しかし、ある程度のことを知っていなければ事業を前に進めていくことはできません。弱音を吐かず前進するのみです。
こんな状況の中でわざわざ遠方から足を運んでくださった某空の営業さん、ありがとうございました。
その説明では目からウロコが落ちる思いでした。
これまで、いわゆる「授業支援」といえば、コンピュータ教室にずらりと並んだデスクトップPCに対して一斉に電源をオンにしたり、それらを遠隔操作したりと、先生がスムーズに授業を行うためのツールという意味合いが強いものでした。しかし、今回お話を聞いてみると、そうした「授業支援」はすでに過去の物となりつつあり、これからの教育では「児童・生徒がコンピュータを使うのは当たり前」という状況を前提(これがGIGAスクール構想)として、いかに質の良い学びにつなげるかという部分に主眼が置かれていました。たった1年やそこらで世の中ここまで変わってしまうのかということを痛感させられましたし、この間のコロナ禍がその流れを決定づけたと思います。
もちろん、当日の説明でも主となるプレゼンは本社の社員がリモートで実施です。この部分だけとっても「変わったな」と感じるところです。私からすれば「こんな風にして教育も行われていくんですよ」というデモに思えて、感慨深いものがありました。
今回、特に納得したのは「弊社のシステムでは、スライドを作成させる際にあえて制限を設けています。使える写真の枚数、文字数、フォントの色などを制限することで、より簡潔に物事を説明する能力を養います」という点。これには自分自身もドキッとさせられました。プレゼン資料を作る際に文字ばかりだったり、伝えたいことをまとめきれずに膨大な枚数の資料を作ったりしてしまうことが多々あります。
これからの教育ではこうした部分にも着眼されていくのだと知り、つい「こんな教育を受けた職員が次々と入庁してきたらヤバいな」とボヤいてしまいました。
全ての説明が終わり、ふと渡していただいた資料に目を落とすと、これまで「授業支援ソフトウェア」とされていたはずの肩書が、いつの間にか「学習支援」に変えられていたことに気がつきました。まずは自分自身の「学校で使うコンピュータはこういうものだ」という固定観念を変えるところから始めないと、早晩、子どもたちの教育環境についていけなくなるなと考えさせられた1日となりました。
今はこの実現のために頑張っています
(投稿者:ちゅん)