ども。
週末に台風が近づいており、サーバのUPSなどを再点検した担当ちゅんです。
先日から行っている「夏休みの宿題」、各学校の生徒用PCのSSD化事業も佳境を迎え、残すところあと1校となりました。途方に暮れるような台数でしたが、地道にこなしていけば必ず終わりは見えます。明けない夜はないということですね。
で、そんな作業中の出来事。一生懸命ディスク交換に励んでいた臨席おーるど氏の手が止まり、腕組みをしながら首をかしげておりました。そんなとき「どうしたの?」とすぐに声はかけずに、どう対処するのかを観察する癖があるのですが、この時ばかりはすぐに「ちょっと見てほしい」と相談を持ちかけられました。
話を聞くと「ノートPCの本体にハードディスクが入っていないにも関わらず、電源を入れるとOSが起動してくる」とのこと。これまで学校で支障なく利用されてきたPCのディスクが入っていない、しかも問題なく起動するとなれば確かに意味がわかりません。
筐体の裏蓋が外されたPCを見てみると、確かに通常はディスクが収まっているはずの場所は空っぽの状態です。一瞬ミステリーかと思ってドキッとしましたが、私はすぐに気がつきました。
タイトルのとおり、そのPCはまさかのmSATAモデルでした。最近の薄型PCにはM.2 SSDが搭載されていることが多いですが、今回のmSATAはM.2が台頭したことで徐々に姿を消した(というかM.2はmSATAの後継にあたります)もの。私自身もこれまでプライベートでは触ったことがありましたが、業務で見かけたのは初めてでした。ちなみに、対象のマシンは国産有名メーカーの、ごくフツーの業務機。そんな凝った造りのものではないので、なおのことレアでした。
パッと見は内蔵無線のアダプターくらいにしか見えないようなものが記憶装置であったことに、おーるど氏は衝撃を受けたようでした。今回、ディスクについては交換せず、あえてこのマシンはmSATAのままでシステムを入れ替えることにして作業を続行しました。
ディスクが入っていない!となるのも納得です
(投稿者:ちゅん)