餅は餅屋だと痛感

ふるさと熊石のお祭りが終わり、また1年頑張ろうと気合を入れなおした担当ちゅんです。

先日、某学校で公衆無線LANの工事を行った話題を記事にしました。屋外にLANケーブルを引かなければならない案件で大変でしたが、なんとか無事に工事を終えることができました。LANケーブルの延長が100メートルを超えないかと気をもんでいましたが、終わってみれば97メートル。ギリギリ間に合い、無事にPoE給電もできました。

かなり大規模な工事となり、今回は業者さんの助けを借りることになりましたが、事前に現場を確認したうえでLAN配線のルートを決定するところまではこちら側の仕事。起点から終点までの配線ルートを記した図面を作成して業者さんに伝えていたのですが、やはりそこは現場作業。想定外なことが連発しました。

特に困ったのは屋外から屋内にケーブルを引き込むためのルート確保。当初、既設の光ケーブルが入線している入線口を利用して屋内にLANケーブルを引き込む予定だったのですが、入線カバーを取り外してみると、そこには直径5ミリほどの小さな穴が・・・。その小さな穴の中に光ケーブルが通されていて、どう見てもLANケーブルを追加で通せるようには思えません。当初、光ケーブルの細さならLANもきっと通せるだろうと確認もせずに設計したことがミスを招きました。
業者さんにはその入線口が使えると説明していたのに、これでは話が違ってきます。

怒られるのを覚悟して作業を見守り、いよいよLANケーブルを引き込む段階になりました。すると、何も言わずにハンマードリルを手に業者さん登場。「もしかして」までを口にすると「はい、最初からその穴を使えるとは思っていませんよ(笑)」と。「さすがです」としか言葉が出ませんでした。そこからはあれよあれよという間に壁に直径2センチ弱の穴が開き、新たに入線カバーが取り付けられ、初めからそこにあったかのような自然な仕上がり。こういうときに「餅は餅屋」だと痛感します。

これ以外にも、終点となる部屋の壁からONUのある場所までの配線ルートを決めていなかったり、詰めの甘さが出た現場となってしまいました。しかし、嫌な顔一つせずに想定外な業務にも対応いただけた業者さんには感謝です。来週にはもう1か所、公衆無線LANの工事を行う予定。北海道にはこの週末、台風10号が接近してくるなど災害はいつ発生するかわかりません。なるべく早急に、整備を完了すべく頑張ります。

新しい入線口どっちが今回新設したものかパッと見は区別がつきません

(投稿者:ちゅん)


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