ども。
使うあてが無いのにパソコンを買うことが多くなってしまった担当ちゅんです。買ってどうするのよ!と言われてもねえ。趣味なので。
本日は久しぶりに「調べてみましたシリーズ」で書きたいと思います。イー・モバイルが八雲にやってくるという衝撃のスクープは先日、上司92氏が投稿していたとおりでありますが、携帯電話のエリアと人口カバー率について、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?
まずは、携帯電話キャリア各社が公開している人口カバー率から。
- NTT DOCOMO FOMA 100%
- au CDMA 1X WIN 99.9%以上
- SoftBank 3G 99.9%以上
- イー・モバイル 90%超(2009年3月末現在)
このようになっており、各社ともほぼ100%に近いカバー率を達成しています。ドコモに至ってはFOMAのカバー率が100%と、キャリアで唯一「100%」という数字を公開しています。そこで、何が疑問かと言うと、現実問題として「我が家は圏外なのに100%ってどういうことなの?」という。
ここで「人口カバー率」という指標を調べてみます。そもそも、人口カバー率とは総務省により次のように定義されています。
「カバーされている(サービスが利用可能である)市町村の人口の合計 ÷ 国内総人口」
(この場合において、当該市区役所、町村役場付近で利用可能であれば、当該市区町村においてカバーされている(サービスが利用可能である)と見なすこととなっている。)Wikipedia:人口カバー率より引用
よって、例えば八雲町の場合、住初町の役場本庁舎付近がエリアとなっていれば落部も熊石も全域カバーされたと見なすということなのです。つまり、「全定住人口の定住地においてサービスが利用可能であるとか、対象国内全土においてサービスが利用可能であると言う意味ではない。」というのが人口カバー率という言葉の落とし穴です。なので、イー・モバイルが人口カバー率90%といっても、まだ八雲町内では使えませんし、まして日本の総人口1億2千7百万人×90%の人が使えるという意味ではないのです。勉強になりました。
(おまけ)
それでも、日本全国全ての市町村で携帯が使えるというのは、そのこと自体が凄いことだといえます。最も多いドコモの基地局数は何と日本全国でおよそ12万局(うち北海道はおよそ8千局)です。社団法人電気通信事業者協会が公開している2010年09月末現在の事業者別契約数から単純計算すると、ドコモの契約数56,895千件で割り返して1局あたり平均474人の人が利用しているということになります。これを多いと見るか少ないと見るか。私は個人的には意外と少ないなと感じています。それくらい各社は設備投資にお金を使っているということですね。
ちなみに、本庁舎のとある場所にも某社の中継局?があります。
(投稿者:ちゅん)