やっぱり有線、引きます!

ども。
いよいよ業務に追われはじめた担当ちゅんです。

さて、先日、当ブログで「議会中継システムの構築をしています」と記事を書きました。その中でLANケーブルを議場に引き入れることを断念した旨ご報告していたところでしたが、当ブログのレジェンド「元上司92氏」から「過去の工事で議場の直前までLANケーブルを引いてあって、廊下の天井裏に余長をとって置いてあるぞ」とアドバイスを受けました(アドバイス・・・というより、これはプレッシャー?かも)。
私が不在のときに職場に現れ、隣席の相棒にそれだけを言い残して、颯爽と去っていったようです。つまりは「無線ではなく有線でやってはどうか」ということなのだと解釈しました。

とはいえ、今回課題となっている個所は廊下の天井裏ではなく、そこからどうやって議場に引き入れるのか、さらには議場に引き入れた後にどうやって事務局の机まで持っていくのかでした。これが解決できない以上、やはり無線で構築したほうが見栄えがいいのではないかと思っていました。そう、昨日の朝までは。

昨日、議会中継システムのカメラ機器設置のため、業者さん3名が現場に入りました。この業者さんは既存の議場システムの構築元であり、現状、議場の中をどのようなルートで配線がなされているかを熟知されているようです。遠くからこっそり現場を見学していると、何やら廊下天井の建材(ジプトーン)を剥がして作業をしているようです。もう少し近づいてじっくり見てみると、天井裏の同軸ケーブルを引っ張って、議場内から「あー、それだ、それ!」などと声を出されています。

これはつまり、議場の外と内をつないでいる「穴」があるということ。さらには、議場内の分電盤から事務局の机までは「配管」もあるということがわかりました。こうなれば、話は変わってきます。すかさず「あのぉ~、たいへん申し訳ありませんがぁ~、もしLANケーブルを一緒に通してほしいと言ったらどんなもんでしょうかねぇ?」と様子を探ってみます。すると、見るからに職人風な作業員の方から「なら、今すぐここにLANケーブルを持ってきて!」と。

そこから先は一心不乱。なにせLANケーブルは「議場の直前まで」しか引かれていません。これを急遽、十数メートル先まで延ばさなければならず、天井裏の断熱材(グラスウール)に耐えながらケーブルフィッシャーで引っ張ります。もう汗だくですし、なによりも首元がグラスウールでチクチク。それでもなんとか、目的地までLANケーブルが到着。無事、議場に引き入れてもらい、目的の場所まで通線することができました。不意な肉体労働で全身に疲労感、さらには上半身がグラスウールまみれで不快感極まりない状態ではありましたが、とっさの判断により無線は有線になりました。これもひとえに「元上司92氏」のアドバイスのおかげです。感謝しています!

議場前での工事風景
作業員の方のご厚意にも感謝です!

(投稿者:ちゅん)


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