施設間通信不調の原因は

ども。
スーパーでスイカの値段が大きく値下がりしているのを見て「お盆は終わったんだ」と寂しさを感じている担当ちゅんです。

本日は、熊石地域のとある施設にて懸案事項であった「施設間通信」の試験を実施しました。その施設は、これまでも2.4GHz帯の無線LANによりおよそ700mの距離を結んでネットワーク接続していたのですが、最近特に速度が低下していて、何が原因かつかめずに困っていたのです。今回、札幌市の業者さんにも協力を依頼しての本格的な試験となりました。

業者さんは2名、我々も2名ということで、私とふろんと氏でそれぞれの拠点に分かれて、業者さんのサポート。私もふろんと氏も高いところは超苦手ですが、仕事ですから仕方がありません。建物の屋上に登って、仮設のアンテナを立てて、双方から相手のアンテナ方向を狙います。まもなく、無線LANのアンテナについているインジケーターが反応し、どうやら強度はMAXのようです。

手際よく、業者さんが持ち込んだ測定機器によりスループットなどが確認されます。・・・しかし、2.4GHzのアンテナではどうも電波が安定しないようです。首をかしげながら周囲に出ている電波を測定してみると、見事に1チャンネルから12チャンネルまで全てが使われている状況でした。業者さんいわく「これでは電波干渉してしまい安定しません」とのこと。実は私も薄々怪しいとは思っていたのですが、これで確証が持てました。やはり、施設間通信不調の原因は電波干渉にあったようです。

そこで、2.4GHzはあきらめて5GHzに切り替えてみることに。結果、通信速度は1.5倍から2倍くらいまで大きく伸びました。念のため周囲の電波状況を見てみると、5GHz帯はスカスカの状態で非常にクリアでした。どうやら、これで決まりのようです。およそ700mの距離ですが、アンテナ間のスループットは30Mbpsを超えていました。周波数帯の違いはあるかもしれませんが、そもそも業者さんが持ち込んだ試験用のアンテナの性能の高さにも驚かされる結果となりました。

試験中の様子
一番左の白いアンテナが仮設のもの。ちっちゃいのによく飛びます。

(投稿者:ちゅん)


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