ども。
スマホ依存症の担当ちゅんです。
先日調査を行って無残な結果に終わった「八雲町育成牧場」での通信試験のつづきです。
その後、固定無線アクセス方式(FWA)での通信はあきらめて、別な方法を模索することになりました。実は、その時の調査で、育成牧場の展望台では携帯電話のアンテナが「LTE」を受信していることを確認していました。ここまで来れば最後の手段、というか、もしかしたら最高の手段かもしれない「LTE通信」の調査検討を始めました。
今回、この調査にご協力いただいたのは、札幌市にある「ジャパンモバイル株式会社」様。この業者さんは、「LTE回線を定額で使い放題」という素晴らしい商品を取り扱っていらっしゃいます。前回の調査で、FWAのサービス事業者から「実はそういう会社もあるんですよ」とご紹介を受けたのです。早速アポイントをとり、本日、デモ機を手に現場に向かいました。ご協力いただき、ありがとうございます。
前回のリベンジを果たすべく、現場で電波状況を確認。しかし、ここで業者さんの顔色が曇ります。「これは・・・、厳しいです」と。
聞くと、当初考えていた牧場の管理事務所内では携帯電話の電波が弱く、LTEに至っては圏外という有様。当初、この事務所内で利用が可能であれば回線工事などをする必要がなく安価に収まるという思惑でいたものが、若干残念な結果となりました。
しかし、気を取り直して展望台の上で電波を測定すると、ここでは完璧。速度も10Mbpsくらい出ていました。ホッと一安心です。
牧場の敷地内に回線さえ用意できれば、あとは場内を2.4GHz帯の屋外無線でつないでやれば問題ありません。どうやら、今回の調査はこの方式がベストという結論になりそうです。
調査の帰り際、この業者さんに「巷ではLTEは月に7GBとか30GBなど制限があるのに、どうして御社では無制限で提供できるのですか?」と取材。すると、答えは予想通り「企業努力で企業秘密」とのことです。
八雲町内ではまだ高速な通信ができない地域が複数残っています。そうした場所でデジタルディバイドを解消する方法として、今回の方法は「最後の希望」のように思えるのでした。
10Mbps以上の速度が出ました!J社のU社長、W社のWさん、ご協力ありがとうございました!
(投稿者:ちゅん)