ども。
まだ花見の計画は立てていない担当ちゅんです。
先日、業務で外勤していると「システムがダウンしている」という電話連絡が入りました。「どのシステムですか?」と聞くと「よくわからないけど全部です!」とのことで、真っ青になりながら急ぎ職場に戻りました。
状況を確認するため、職場に到着するなりすぐにサーバ室に向かいます。すると、いつもは爆音のサーバ室が若干静かです。おかしい。ラックの扉を開けて中を見て、思わず「えーっ!」と声が出ました。なんと、ほぼ半数のサーバがシャットダウンしており、無停電電源装置(UPS)がバッテリー駆動していたのです。
一瞬頭の中が真っ白になりましたが、とにかくすぐにサーバを復旧させなければなりません。UPSの電気を別なコンセントから取るために延長ケーブルを床に這わせ、一つずつ復帰させます。どうやらサーバ室の壁コンセントのうち1系統がダメになっているようで、他のコンセントは大丈夫でした。
ひとまず、サーバは全て正常に再稼働させられたので一安心。いよいよ、原因の調査にあたります。実は、サーバ室には変電設備から直接電気を引き込んでいて、ブレーカーも単独で設置しています。なので、すぐにブレーカーは確認できるのですが、今回、これは全て正常な状態でした。
では、問題の壁コンセントはいったい何者なのか?という話になるのですが、どうやらサーバ室にある一部の壁コンセントはもともと庁舎についていたものだということが判明。急ぎ庁舎設備の担当者とブレーカーを確認してみると、やはり落ちていました。そのブレーカー、許容電流は20A。ご家庭用です。おそらく、サーバの負荷が高まったことで消費電力量も大きくなり、ついに限界を迎えたということなんでしょう。
原因が分かったところで、さっそく対策を。これまで、あまり電気のことは気にしていませんでしたが、今回のことを教訓に全てのコンセントから満遍なく電気をとるように変更しました。これからはどのコンセントから電気をとるかにも気をつけながら運用しなければいけませんね。それにしても心臓に悪い出来事でした・・・。
情報担当者としてブレーカーの場所を把握しておくことは大切だと学びました
(投稿者:ちゅん)