復旧作業中の連絡手段

当町では、ICT-BCPを作成し、災害についての備えを進めております。

昨年度、一年間かけて見直しを行い、改善点がいろいろと判明しました。それにともない、コツコツと準備を進めてきています。
先日の投稿にもあるような「サーバー室への鍵箱の設置」や「非常用資材の庁舎外施設への配置」などです。

他に、見直しの中で復旧作業場所(サーバー室)と庁舎内に設置が想定される災害対策本部との連絡を取る手段についての項目があがっていました。現在普及中の携帯電話は災害時には、通信制限や輻輳などで通話ができなくなることが想定されます。「衛星携帯電話」なる「高級品」を用意する案もありますが、購入・維持する費用も高額となります。そこで次の候補にあがった物が「トランシーバー」でした。
トランシーバーは、通信回線も必要なく、電源についてもバッテリーを搭載していますので、ある程度の時間、通話が可能となります。

数日が過ぎたある日、元上司92氏がどこからか持ってきてくれました。特定省電力トランシーバー(通称:特小)です。古い機種であったため、新しいバッテリーも用意してくれました。これなら、免許が無くても通話が可能です。
さっそく二人で、庁舎内で災害対策本部と想定される二ヶ所とサーバー室との間で通話が可能かを確かめます。上司92氏も自分もHUM免許保持者。扱いは手慣れたものです。試したところ、二ヶ所ともノイズも無くクリアな通話を行うことができました。良かった、良かった。

以前から準備はしてあったのですが、時期を逃して現場への配置が行われていませんでしたが、先日に配置をしてきました。
これでまた一つ、災害についての備えが行えた出来事でした。

設置されたトランシーバー
サーバー室に配置されたトランシーバー

(投稿者:ふろんと)


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