ども。
最近は拉麺よりも蕎麦に注目している担当ちゅんです。
本日は珍しく出張。道警函館方面本部が主体となって発足する「サイバーセキュリティ連絡会議」の設立総会に出席してきました。
明けても暮れても、とにかく今の課題は情報セキュリティです。私は今年度、この部署でほぼ情報セキュリティの仕事しかしていないのではないかというほど、日常業務の中で大きなウェイトが占められています。さらに、それは何も我々の職場に限ったことではなく、隣町だって同じだと思いますし、行政機関だけではなく民間企業も、団体も、医療機関も、教育機関も同じように直面している課題なのです。
そのような中で、職域を超え、地域全体としてサイバーセキュリティにどう取り組んでいくのかという難しい課題に対して、「まずはみんなで集まって情報を共有していきましょう!」というのが、本会議の設立の趣旨なのだと思います。この情勢下で先頭で旗を振る役割を警察機関に担っていただけるのは、一構成団体として非常に心強く感じています。
会議の中では、アドバイザーに委嘱された函館未来大学の高橋教授からご講演もいただき、「未来大の3年生に教えている内容」として情報セキュリティの基礎的な知識を学ばせてもらいました。
特に印象に残ったのは「バルーン効果」としてお話されていましたが、どこか一か所がセキュリティを強化しても、結局はセキュリティが甘いところに攻撃が集中するだけ、つまり風船が押し出されるように問題が移動するだけに過ぎないので、抜本的に解決するには全体の底上げが大事なのですよという話でした。まさに、そのとおりだと思います。
今、自治体ではマイナンバーの情報連携などを前にして情報セキュリティの強化に急ぎ取り組んでいますが、全ての自治体が同じネットワークでつながっている以上、どこか1点に綻びが出れば、そこから狙われるという状況になりかねません。そういう意味で、まずは自分の組織からしっかりと情報セキュリティ確保に取り組まなければならないと思います。
余談ですが、初めて「函館中央図書館」に行きました。
(投稿者:ちゅん)