ども。
あまりの寒さに、南の島への脱出を画策している担当ちゅんです。
本年度実施予定の事業のうち、最も難しいものの一つとして捉えていた「ICT-BCP机上訓練」を本日ついに実施しました。何が一番難しいかといえば、これまで机上訓練などやったことも見たこともないという中で、どのように実施するのか全くわからないという点。業者さんのサポートも受けながら、まずは一度やってみることになりました。
情報担当だけでは訓練にならないので、八雲地域・熊石地域の防災担当者にも出席してもらって、事前に用意したシナリオに沿って訓練を行っていきます。基本的には「このとき、あなたは何をしますか?」と問いかけられ、それに答えていくのですが、いざ「何をしますか?」と聞かれると答えに詰まってしまう場面が思っていたよりも多かったです。答えに詰まるということは、不意の災害時には「動けない」ということなのでしょうから、やはり日頃からの訓練というものは大切なのだと実感しました。
それにしても、我々は初めての訓練で緊張しすぎていました。隣席のふろんと氏に至っては、サーバーラックの解錠ができず、私に「これは2で間違いないですよね?」と、キーホルダーに書かれている数字の2が理解できなくなるほどです。私は私で「災害が発生しました。ではどうしますか?」と問われ「すぐに避難します」と答えたのですが、ファシリテーターから「周りにケガをしている人はいませんでしたか?」と。そういう意味で、もう少しリラックスして訓練に参加できるようになるには、回数を重ねるしかないのでしょうね。
今回、一番学んだのは「何よりもまず人命優先」という点でした。行政の職場で働いていれば、町民の命・財産を守るのは当たり前の責務ではありますが、まずは「家族」の安全を最優先に守る必要がある、と講師の方がおっしゃっていました。特に東日本大震災以降、その考え方は顕著だそうです。災害発生時、家族の安否確認のために、例えば「伝言ダイヤル171」の利用など、事前に家族と話をしておくことが大切ですよ、とのことです。
私は一人の行政職員として、災害が発生したら一目散に職場に参集しなければいけないとばかり考えていましたので、目からウロコでした。訓練を実施することで、こうしたことにも気がつくことができ、たいへん有意義な時間となりました。
様々な課題・修正点が明らかとなりました。外部講師のS先生、ありがとうございます。
(投稿者:ちゅん)