ども。
月曜と油断していたら、またしても火曜日は私の順番、担当ちゅんです。
先日、正月休み明けに情報機器に大きなトラブルなどがなかったことをブログに書きました。「天候にも恵まれ穏やかな正月」なんて余裕の発言をしていたら、どうやらそれは「フラグ」だったようです。
この業界、とにかくフラグに要注意。安心したタイミングで予期せぬことが起こる「お決まりのパターン」が確実に存在していると思っています。
朝、出勤直後から「複合機から印刷できなくなった」という問い合わせ。最初はパソコンが悪いのか複合機が悪いのか判別つきませんでしたが、そのうち続々と苦情が届き始め、どうやら複合機側に何かトラブルが起きているということがわかりました。
とりあえず複合機にPINGを通してみたのですが、やはりNGでした。嫌な予感がします。現場に赴き、LANケーブルの状態を確認してみると、NICのアクセスランプが消灯していました。複合機側のエラーかと思って再起動してみるものの状況変わらず。
次に疑うのはHUBですが、これはちょっと考えたくありませんでした。もし、HUBが故障していた場合、そのHUBは「階渡し」と呼ばれる重要なHUBであるので影響は甚大だからです。
・・・しかし、結果は最悪でした。HUBを収納している部屋に入室したとたん、周囲に漂う「鉄の匂い」。HUB内部で基盤がショートしてしまったのは、機器を見なくてもすぐにわかりました。それであれば複合機以外にも止まってしまっている機器があるはず!と周囲を調べると、PoEで電源を送っていたAPも全て停止。そのフロア全体のネットワークが一斉にダウンする、まさに「新年初焦り」です。
しかし、不幸中の幸いで、故障したのが基幹HUBだったことから予備機がありました。業界ではコールドスタンバイと呼ぶ手法。日頃、防災対策の一環でBCPに取り組んでいる効果が出ました。
すぐに新しい機械に設定を行い、停止時間は1時間弱で済みました。もし予備機がなかったらと思うと冷汗が出てきます。
全てが終わった後にHUBを分解して原因の箇所を特定しました。そこで上司92氏から一言「なんでこうなる前にヒューズが飛ばないんだろうね」。本当にそのとおりです。さらに「なんでこういうことが起きたんだろうね」と。急に大きな電気でも流れたのでしょうか。壊れたHUBもそれなりにいい値段がするのでとても残念です。
この部分が黒く焦げています。原因は電源の不良です。
(投稿者:ちゅん)