ハードディスクをバラバラにしてください

ども。
悪天候のため、不要不急な外出は控える予定の担当ちゅんです。

先日、とある部署から廃棄PCが下がってきました。システムが稼動していたものなので、原課の職員からは「ハードディスクをバラバラに壊して廃棄して」と言われました。こういう案件には、情報担当であれば結構な頻度で出くわします。通常はドリルで物理的に穴をあけて、利用できない状態にした後に廃棄処分としますが、今回は「バラバラに壊す」必要があるそうです。

ということで、バラバラに壊す作業を行いました(とはいえ、それは表現の仕方の問題だとはわかってはいます)。
まず、ハードディスクの上蓋を取り外すため、ネジを取り外します。ご丁寧にトルクスネジ(6角形)が使われていましたが、こんなものにはたじろぎません。トルクスドライバーであっさり外れました。これで上蓋が取れるなというところまできましたが、なぜか外れません。よく観察すると、英語でたぶん「剥がすな!剥がしたら保証は無いからね!」と書いてあると思われるシールを発見。若干の罪悪感と背徳感がありながらも思い切って剥がしてみると、ここにネジが隠れていました。これって、何のために貼ってあるシールなんでしょうか。剥がしたものは知らないんだからね!という意味だと捉えてはいます。

上蓋を外すと、「ありえないほど」ピカピカの円盤がお目見えします。一瞬でいくつかの埃が着地していくのが見えるほどの美しさ。盤面を覗き込んで映った自分の顔の汚さが際立ちます。
このディスクさえ破壊すれば、もうデータは復元できません。ぐちゃぐちゃに破壊して、最後は資源リサイクルのボックスに放り込んで作業終了です。

一般の方は、ハードディスクそのものを見る機会もあまりないことかもしれませんが、中身を見るということも結構新鮮な体験でした。廃棄があるときに一度ばらしてみると楽しいですよ。

分解完了
どうしてあんなにたくさんのデータが入るのか、見れば見るほど不思議な円盤です。

(投稿者:ちゅん)


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