USBメモリ緊急修理

ども。
私の記事としては本年最後となりました。今年も1年間ありがとうございました。担当ちゅんです。

先日、仕事を終えて帰ろうかと準備をしていると、1本のSOS電話が。話を聞くと「USBメモリが認識しなくなったので、状況を見てもらいたい」とのことでした。
まもなく職場に到着したUSBメモリを見て、原因はすぐにわかりました。差し込み端子の部分が「くの字」に曲がっていたのです。おそらく、PCに挿しているときに誤って何かをぶつけたことにより、基盤との接続がおかしなことになっているのだろうと想像できました。持ち込んだ本人も「たぶん、それが原因ですよね」と肩を落とされておりました。

とりあえず、PCに差し込んでみます。やはり全く認識せず、USBメモリへの通電もしていないようです。ですが、今回の場合はむしろラッキーかもしれません。メモリ本体に通電しないということは、おそらく端子が基盤から取れかかっているだけ、つまりこの端子を元に戻してやればUSBメモリの機能としては問題がないのでは?と仮設を立てました。

さっそくUSBメモリの分解。といっても、筐体の接合部にカッターナイフを差し込んで、ちょっとこじってやると「パカッ」と開きました。基盤を取り出してルーペで観察すると、やはり端子と基盤をつないでいるハンダが1箇所外れていました。
こうなると、アレの出番です。そう、禁断の「ハンダごて」です。幸いにも我が社には腕に覚えのある技術者(上司92氏)がいますので、「お願いします!」とここから選手交代。

慣れた手つきでハンダづけされ、あっという間に修理完了。PCに差し込んでみると、見事認識!修理案件も完了となりました。
USBメモリは、ある日突然壊れてしまう代名詞のようなものです。ですが、壊れ方が「物理的」なものであれば、復活させられることもあるということですね。年の瀬に、かなりマニアックな業務となってしまいました。

分解されたUSBメモリ
それでは、みなさん良いお年をお迎えください。

(投稿者:ちゅん)


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