ども。
久しぶりに会った両親の第一声が「大きくなった?」だった、残念な担当ちゅんです。
さて、にわかSEを日々しておりますと、パソコンを入れ替える際など何かと大きいデータをコピーすることが多いのですが、Windows標準のコピーでは用が足りないと感じることが多いです。
例えば、大量のデータが入っているフォルダをコピーしようとして「残り時間30分」と表示されたとして、ようやく残り5分まで終了したところで何らかのエラーが発生して止まってしまった場合。再びコピーしようとすると「上書き」するしかなく、再び30分の苦行を強いられることになります。ここで「ファイルが新しければ上書き」ができれば、既にコピー済みの同一ファイルはスキップして効率よくコピーできます。
また、メールデータのように1つのファイルで数100MB以上あるような場合。Windows標準コピーはキャッシュを使用しているせいか極端に速度が遅くなってしまいます。
そこで登場するのがコピー機能を強化するフリーソフトです。
TeraCopy
○利点
- 物理メモリをバッファとして利用するので高速コピー可能
- ファイルのコピーなどの操作を一時中断、再開が可能
- Windows標準のコピー機能と置き換えることが可能
- 右クリックやドラックアンドドロップにも対応
×欠点
- 対象PCへインストールが必要
- 英語
FastCopy
○利点
- 物理メモリをバッファとして利用するので高速コピー可能
- 256文字を超えた名前のファイルもコピー可能
- インストールせずにUSBからも起動可能
- 日本製なのでメニューやヘルプが日本語
×欠点?
- あまりに早すぎて本当にコピーされたか不安になる
- コピー元、コピー先の指定が面倒
双方ともすばらしいソフトです。特に1つのファイルで数GBあるような動画などをコピーする際に威力を発揮します。やはり物理メモリをバッファに使っている効果は絶大です。個人的な感覚としては、出先などで大きなファイルをコピーしなければならない場合はFastCopyを使い、定期的に大きなファイルを扱ったり、データのバックアップを行ったりする場合はTeraCopyを使う感じです。どちらも、一度使うとやめられない類のソフトには違いありません(ちなみにFastCopyの作者さんはかの有名なIP Messengerの作者さんです)。
それでも、コピーする先のデバイスがUSBメモリで、PCがUSB1.1だった場合なんかは最悪です。転送速度が遅いのでコピー速度が頭打ちになってしまいます。本日、とあるPCからデータの抜き取りを行いましたが、きっちり「毎秒1MB」しか速度がでませんでした(泣)
ちなみに、USB2.0だと理論上「毎秒60MB」での転送が可能です。
大容量のファイルをコピーするときはこの記事を思い出してね
(投稿者:ちゅん)