日本の常識は世界の非常識?なケータイ事情

ども。
iPhone 4を発売日と同時に購入しようと画策している新しもの好きな担当ちゅんです。

さて、今日は日本のケータイ事情についてちょっと書きたいと思います。
最近、ニュースやネット記事などでよく「日本の携帯電話市場はガラパゴス化している」というフレーズを耳にします。これってどういうことを意味しているか、皆さんはご存知ですか?

まず「ガラパゴス化」とは何を意味するかというところですが、実はちゃんとWikipediaに単語として登録されています。

<引用>
ガラパゴス化(がらぱごすか:Galápagos Syndrome)とは、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象のように、技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象のことである。技術的には世界の最先端を行きながら全く国外では普及していない日本の携帯電話の特異性を表現する為に作られた新語である。

どういうことかと言いますと、日本のケータイは「画素数の高いカメラ」「お財布機能」「ゲーム」など、世界基準から見るとずば抜けて高機能・高性能なのですが、端末を日本でしか使えないために、世界規模の市場で見ると「特異な存在」となってしまっているということなのです。

もっと言えば、海外ではSIMカードさえ差し替えれば、基本的にどのメーカーの端末を使っていても全く問題ありませんが、日本ではD社の端末はD社、a社の端末はa社といったように、そのメーカー専用の端末を使わなければなりません(キャリア縛りなどと呼ばれます)。
仮にSIMカードを差し替えても、キャリアが異なればその端末を使えないのです(これはSIMロックと呼ばれます)。これってごく普通のことのように思いますが、世界的に見ると実は結構おかしなことらしいのです。

そんな特異な日本のケータイ事情ですが、最近はそれを見直す動きも出始めています。キャリアを変更しても以前の電話番号を使うことができる番号ポータビリティ(MNP)導入が記憶に新しいですが、徐々に「脱ガラパゴス化」が図られてきています。近い将来、気に入った端末を自由に使える時代が来るのでしょうか。ある特定の端末を使いたいがためにキャリアを変更するという非生産的な行為がなくなることを、私は夢見ています。


ガラパゴス諸島には独自の生態系があるそうです

(投稿者:ちゅん)


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