林檎の手紙に悪戦苦闘

ども。
平常心を心掛けたい担当ちゅんです。

先日、某所にてメールの設定を請け負いました。「新たにアカウントを発行したので、メーラーに設定するだけだから」という簡単なお仕事・・・のはずでした。

現場に到着し、「どのPCですか?」と確認すると、案内された先には立派なコンピュータが鎮座しておりました。惚れ惚れするような筐体、美麗なモニタ、Bluetoothで接続されたマウスとキーボード。そう、そこにあったのは「林檎」だったのです。

でも、設定自体は窓だろうが林檎だろうが同じです。Mailアプリを起動して、アカウントを追加します。POPサーバ、SMTPサーバ、ユーザー名にパスワード。ひと通り設定して送受信のテストをしてみたのですが、なぜかエラーが返ってきます。サーバーが見つからないといった類のエラー。どこかで間違えたかと思って、もう一度設定してみてもやはり状況は変わりませんでした。

「もしかしてアカウントを作成したときに間違ったのかも」と思い、近場にあった窓機に設定してみると、ちゃんと送受信できます。ますます原因がわかりません。
認証がらみかなと思って、色々と設定の組み合わせを試してみるも、なかなかビンゴしません。その作業の傍らでは、職員の方が心配そうな眼差しで私を見ています。

時間だけが過ぎ去っていきます。こうなれば仕方がありません、奥の手で「雷鳥」をインストールしてみます。こっちは、サーバーに対して事前にテストを行ってくれるので、いちいちアカウントを作り終える必要がありません。
POPとSMTPのホスト名、ユーザー名、パスワードを入力。ポート番号、SSL、認証方式はとりあえず自動にしてテスト実行。・・・やはりエラーが返ってきます。それでもめげずにもう一度やってみます。すると、なぜか突然サーバーとの通信が可能に。アカウントが作成されたところまできました。

でも、なぜかSSLはSTARTTLSに、認証方式はKerberos/GSSAPIになっています。今度はこのせいで「認証に失敗しました」みたいなエラーが出たので、これらを全て「なし」に変更。すると何事も無かったかのようにメールの送受信が完了しました。

「ぽかーん」

まさにそんな感じです。いままで何度同じ設定を試してもダメだったのに、なぜか突然通るようになってしまいました。ちなみに、ダメだったときにそもそもインターネットは繋がっていたのか?とか、そういう初歩的なミスは犯していないはず。まさに原因不明、林檎だけになおさら意味不明だったのでした。メールの設定だけで1時間半!ある意味、貴重な経験をしました。

雷鳥
まさに「癖がある」以外の何物でもないといった感じでした。

(投稿者:ちゅん)


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